アプリケーションの実行特性

アプリケーションの実行特性は以下の通りです。

特性

内容

モバイル

protocol

使用される通信プロトコル(httpまたはhttps)。

Android

iOS

server

リッチクライアントアプリケーションが格納されるサーバの名前/IPアドレス。

Android

iOS

requester

使用するWebリクエスタ名

Android

iOS

appname

実行プログラムが定義されているアプリケーション名。Webリクエスタが使用する名前です。

Android

iOS

prgname

実行される最初プログラムの公開名。

この特性が空白の場合、メインプログラムのみが実行されます。この場合、MDIフレームを定義しておく必要があります。

Android

iOS

arguments

最初に実行されるプログラムに渡されるパラメータ値をカンマ区切りで指定できます。

例:<property key="arguments" val="ABC,FALSE,123"/>

 

envvars

リッチクライアントがロードされる際に、クライアントから読み込む環境変数。カンマで区切りで複数の値を指定できます。GetParam()関数を使用することでタスクやロジックユニット内でアクセスできます。

例:<property key="envvars" val="USERDOMAIN,COMPUTERNAME"/>

注意:

この特性は、モバイル環境ではサポートされません。

 

UseWindowsXPThemes

[スタイルリ]特性が「Windows」に設定されているコントロールにWindows XPのテーマを適用させるかどうかを指定します。

 

InternalLogFile

クライアント側の動作内容を記録するログファイルの名前を指定します。ファイルはクライアント側に作成されます。指定されない場合、クライアントのデスクトップ上に作成されます。

ログを出力しない場合は、このパラメータを削除するか、コメント扱いにしてください。

 

InternalLogLevel

ログの発行レベルを指定します。

  • NONE …… ログは記録されません。

  • BASIC …… HTTPリクエストの受信と送信についてのみ記録されます。このレベルは、製造(そして、テストの)システム、特に通信範囲とコンポーネントのハンドシェークのトラブルシューティングで使用されるはずです。(サポートバージョン:2.4)

  • Server …… HTTPリクエストとその応答が記録されます。

  • Support …… "Server"オプションの内容に加え、データの内容も記録されます。

  • GUI …… クライアント側のGUI表示用データの概要が記録されます。

  • Dev …… クライアント側の全てのメッセージが記録されます。

注意:

SUPPORTレベルを除いて、ログの内容は暗号化、圧縮化されます。

開発時は、キーワードはクライアントのログレベルを設定します。InternalLogFileのキーワードが定義され、InternalLogLevelが空白の場合、ログには警告とエラーのみ含まれます。

実行時は、キーワードはクライアントのログレベルの最大値を設定します。

キーワードが設定されていない場合、最大のログレベルはSERVERになります。

Localゲートウェイに対するロギングは、この設定に基づいています。そして、ロギングレベルはサーバ上のゲートウェイのために定義されません。このため、たとえばクライアントのログレベルがSUPPORTとして定義されている場合、ログには同様にSUPPORTレベルのゲートウェイログが含まれます。

 

InternalLogSync

ログの開始と終了のタイミングを制御します。

  • Session …… セッション開始時に、ログがオープンされ、セッション終了時にクローズされます。最も高いパフォーマンスが得られます。

  • Flush …… Sessionと基本的に同じですが、メッセージ毎に書込を行い、クライアントがクラッシュしてもログの内容が保証されます。

  • Message ……各メッセージ毎にログファイルがオープン/クローズされます。最もパフォーマンスが低くなりますが、セッション内のログ内容を削除することができます。

 

LogClientSequenceForActivityMonitor

クライアント側のログファイルにクライアントの動作内容を記録させ、クライアントがクラッシュした場合に、再起動時にサーバのアクティブモニタにログ内容を送信するかどうかを指定します。

デフォルト:No

 

DisplayStatisticInformation

この特性を「Y」に設定すると、各セッションの終わりに統計画面が表示されます。また、マウスをステータスバーの右側を置くと、直前の5回分のサーバ間の通信内容がツールチップで表示されます。

また、RIAアプリケーションの終了時にセッション情報が別ウィンドウに表示されます。

この特性は、デフォルトはN(OFF)になっています。

 

HTTPCompressionLevel

メッセージが3KBのしきい値を上回る場合、クライアント/インターネットリクエスタ間で実行される圧縮レベルを、リクエストとその応答に対して設定します。

有効な値:None, Minimum, Normal, Maximum

F7(この場合は、None)によって実行される場合を除いて、この特性のデフォルトは、Normalになります。

注意:

圧縮レベルを高くすると、サーバとクライアント側でより多くのメモリを使用することになります。

モバイル仕様:

「None」のみサポートします。

 

FirstHTTPRequestTimeout

起動時にMagic xpaエンジンに接続するためのタイムアウトを定義します。

クライアントがサーバからHTTPReuestTimeoutの値を受け取るまで、この値がクライアント側のデフォルトのHTTPタイムアウトになります。

低速のネットワーク環境での実行時における非オフラインが使用可能なアプリケーションの場合、このキーにより高い値(例えば、通信の失敗の影響を最小にするために、10秒に設定します)を設定することを推奨します。

デフォルト値:2秒

注意:

IPアドレスが正しくない場合の接続時のように、この特性が利用できない場合があります。

サポートバージョン:

2.4

Android

DisableVersionUpdate

バージョンアップ機能を無効にします。デフォルトは、Yです。

 

Expect100Continue

'Expect: 100-continue'ヘッダを追加するかどうかを指定します。このヘッダを送り、サーバが受理した場合'100 Continue'が返されます。これにより、クライアントは処理を継続することができます。

プロキシを使用していて、サーバからエラー417が変える場合、値をNに設定してください。

デフォルト値:Y(3番目のリクエストで'Expect: 100-continue'ヘッダを送ります)。

 

LogonWindowIconURL

[ログオン]ダイアログに表示されるアイコンを指定します。

 

LogonImageURL

[ログオン]ダイアログに表示されるイメージを指定します。BMPファイルのみ有効です。

 

LogonWindowTitle

[ログオン]ダイアログのタイトルを指定します。

 

LogonGroupTitle

[ログオン]ダイアログに表示されるグループタイトルを指定します。

 

LogonMessageCaption

[ログオン]ダイアログに表示される説明を指定します。

 

LogonUserIDCaption

[ログオン]ダイアログに表示されるユーザIDタイトルを指定します。

 

LogonPasswordCaption

[ログオン]ダイアログに表示されるパスワードタイトルを指定します。

 

LogonOKCaption

[ログオン]ダイアログに表示されるOKタイトルを指定します。

 

LogonCancelCaption

[ログオン]ダイアログに表示されるチャンセルのタイトルを指定します。

 

DisplayGenericError

エラーメッセージにアドレスを表示するかどうかを指定します。

デフォルトは、Y(表示しない) です。

サポートバージョン:

2.3

Android,iOS

以下のパラメータは、モバイルではデフォルトで設定されています。

 

URL

参照する外部の実行特性ファイルを指定します。

これは、デバイス上にインストールされるファイル内にハードコーティングされた値として実行設定(例、サーバ名やアプリケーション名)を指定することへの代替手段です。

この方法を使用すると、新しいクライアントパッケージをビルドすることなくサーバ上のファイルを変更することができます。

この設定が有効の場合、同じファイル内に定義された上記の特性は無効になります。

Windowsではサポートされません。

Android,iOS

URLRetrievalTimeout

execution propertiesファイルをサーバから読み出すためのタイムアウトを定義します。

このキーが定義される場合だけ有効です。

低速のネットワーク環境での実行時における非オフラインが使用可能なアプリケーションの場合、このキーにより高い値(例えば、通信の失敗の影響を最小にするために、10秒に設定します)を設定することを推奨します。

デフォルト値:2秒

Windowsではサポートされません。

サポートバージョン:

2.4

Android,iOS

ConnectOnStartup

アプリケーションが実行毎にサーバに接続するか、メタデータを更新する時だけ接続するかを定義します。

  • Y …… (デフォルト)実行する度にサーバに接続します

  • N……  メタデータが変更された(メタデータが変更されたというエラーがサーバから返された後の、次の実行時を意味します)場合だけサーバに接続しようとします。クライアントが起動時にサーバにアクセスする必要はない場合は、この特性をNに設定すると効果的です。

開始プログラムがオフラインプログラムの場合のみ、この特性は関連します。

サポートバージョン:

2.4

Android,iOS

アプリケーション実行特性の変更

アプリケーションの実行特性(例えばWebサーバやエイリア)を変更する必要がある場合、サーバ側のファイルの特性を変更する必要があります。

RIAクライアントがクライアントから実行された場合、このファイルで作成された更新内容をチェックします。変更されている場合、更新されたファイルはクライアント側のキャッシュフォルダにコピーされ、新しい実行特性が使用されます。