CRC

 

CRC方式による計算

文字列に対するCRC方式での計算値が返ります。

構文:

CRC(文字列,数値)

パラメータ:

  • 文字列 …… この文字列に対してCRC が実行されます。

  • 数値 …… CRC アルゴリズムを示す数値。Magic xpaでは、0 を指定するとCRC-16が実行されます。

戻り値:

CRC値が入った2 バイト文字列

例:

ABC&CRC('ABC',0)を送信したとします。ここで、ABC&CRC('ABC',0)は、「文字列」と呼びます。

受信側で、CRC(Left(文字列,3),0)=Right(文字列,1)という処理(比較)を行い、値が一致すれば、データは正常に転送されたことになります。

注意事項:

  • CRC は、主にデータストリームの検証に使用します。CRC 関数では、全ての入力データ(文字列)を使用して検証が可能です。このため、送信後の文字列が途中で変更されていないか、高い精度でチェックすることができます。

  • CRC は、一般に2 つのコンピュータ間でデータをやりとりする時のデータのチェックに使用します。その場合、送信側でデータのCRC 値(2 バイト)を算出し、そのCRC 値をデータに追加した後、データとCRC 値を別のコンピュータに送ります。受信側では、このデータ全体からCRC 値を取り出し、残りのデータのCRC 値を計算します。ここで、取り出したCRC 値と残りのデータから算出したCRC 値が合致すれば、送信中にデータが変更されていないことが分かります。合致しなければ、データは何らかの理由により転送中に変更されたことになります。

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