Variant の記憶形式

表1 – 基本タイプ

#

Variant の記憶形式

説明

範囲

0

VT_EMPTY

値が設定されていない

 

1

VT_NULL

NULL 値

 

2

VT_I2

2バイト整数 (符号付)

-32,768 ~32,767

3

VT_I4

4バイト整数 (符号付)

-2,147,483,648 ~ 2,147,483,647

4

VT_R4

4バイト不動小数点数

1.1E -38 ~ 3.4E +38(7 桁)

5

VT_R8

8バイト不動小数点数

2.2E -308 ~ 1.7 E +308(15 桁)

6

VT_CY

通貨型

 

7

VT_DATE

日付型

 

8

VT_BSTR

サイズ情報をもった文字列型

 

9

VT_DISPATCH

IDispatch インターフェイス

 

10

VT_ERROR

エラー型

 

11

VT_BOOL

ブール型

 

12

VT_VARIANT

バリアント型 (バリアント型配列にのみ使用)

 

13

VT_UNKNOWN

IUnknown インターフェイス

 

14

VT_DECIMAL

12バイト数値 (符号付)

 

16

VT_I1

1バイト整数 (符号付)

-128 ~127

17

VT_UI1

1バイト整数 (符号なし)

0 ~255

18

VT_UI2

2バイト整数 (符号なし)

0 ~65,535

19

VT_UI4

4バイト整数 (符号なし)

0 ~ 4,294,967,295

22

VT_INT

int 型

 

23

VT_UINT

unsigned int 型

 

36

VT_RECORD

ユーザ定義型

 

表2 – 配列と参照

以下の値は、基本タイプの値との論理和を使用して指定します。単独では有効になりません。

#

Variant の記憶形式

説明

8192

VT_ARRAY

データ型の配列

16384

VT_BYREF

データ型への参照

注意:

  • 「VT_I4|VT_BYREF」での「|」という文字は、論理和を表します。実際に定義式内で使用する場合は、加算演算子(+)を使用してください。

  • VT_VARIANT は、単独では使用できません。表2の値と組み合わせて使用してください。

  • 以下の組み合わせは使用できません。

    • VT_NULL|VT_BYREF

    • VT_EMPTY|VT_BYREF

    • VT_NULL|VT_ARRAY

    • VT_EMPTY|VT_ARRAY