DragSetData

 

ドラッグデータの設定

自動的にドラッグ処理されないコントロールのデータ内容やフォーマットを定義します。また、異なるデータフォーマットにデータ内容を割り当てます。

構文:

DragSetData (データ内容、データフォーマット、ユーザ定義フォーマット)

パラメータ:

  • データ内容 ……  ドラッグ処理データを表す文字列

  • データフォーマット ……  OSによって格納されるデータフォーマットを表す数値。 指定できる値は、以下の通りです。

  • 0 ……  ユーザ定義

  • 1 ……  テキスト

  • 2 ……  OEM テキスト

  • 3 ……  リッチテキスト

  • 4 ……  HTML

  • 5 ……  ハイパーリンク

  • 6 ……  ファイル名とパス

  • 7 ……  Unicode

  • ユーザ定義フォーマット …… ユーザ定義フォーマットを表す文字列。[データフォーマット]パラメータが「0」の時のみ有効です。(このパラメータは、リッチクライアントではサポートされていません。)

戻り値:

論理値 ……  [ドラッグ開始]イベントの範囲内で評価された時のみ、「True」 を返します。

例:

DragSetData('ABC',1)

 

[ドラッグ開始]イベント発行時、'ABC' という文字列をテキスト形式のドラッグ処理データとします。

 

DragSetData('DEF',0,'My Format')

 

[ドラッグ開始]イベント発行時、'DEF' という文字列をユーザ定義形式のドラッグ処理データとします。

注意事項:

  • DragSetData 関数は、異なるタイプのデータフォーマットのデータを定義する場合は、複数回実行することができます。

  • 各データフォーマットは、1回のドラッグ処理でのデータに対し、1回設定されます。同じドラッグ処理に対して同じデータフォーマットで2回関数が実行された場合、2回目の内容が反映されます。また、DropGetData関数で同じフォーマットを指定しなければ、処理されません。

モバイル仕様:

モバイル環境ではサポートされません。