DNCast

 

データタイプの変換

Magicデータを.NET用にデータ型を変換します。明示的に.NETタイプの値に変換する必要がある場合は、この関数を使用してください。

オーバロード・メソッドを使用する場合に有効です。

別の使用方法として、.NET項目のタイプオブジェクトに特定のオブジェクトタイプを指定する場合があります。この場合、そのメソッドにアクセスすることができます。以下の2番目の例を参照してください。

構文:

DNCast (値, タイプ)

パラメータ:

  • …… 変換対象のデータ

  • タイプ  …… 変換する .NETタイプ

戻り値:

指定されたタイプの値

例:

DNCast(5, DotNet.System.Int16)

 

以下の場合を考えてみます。

 

同じ名前の2つの.NETメソッドがあります。

一方はInt16のパラメータを受け取り、もう一方はDoubleのパラメータを受け取ります。

この場合、Magic xpaはどのメソッドを呼び出せばいいのか区別できないため、数値型でパラメータを渡す方法は、正しくありません。

従って、DNCast関数を実行して、明示的に.NETタイプを指定する必要があります。

 

DNCast(A,'DotNet.System.Windows.Forms.TextBox').Text

 

.NETイベントに対応するロジックユニットを定義する場合、ほとんどの場合(イベントに応じて)、2つのパラメータ('sender'と'e')がロジックユニットに追加されます。'sender'は、イベント発行するオブジェクトであり、'e'はイベントパラメータです。'sender'は、オブジェクトの.NETタイプを持っています。これは一般的なオブジェクトであり、それを簡単に処理することができません。

DNCast()関数を使用することで、指定した.NETオブジェクトにオブジェクトタイプをキャストして設定することができます。例えば、'System.Windows.Forms.TextBox'は、このオブジェクトを参照し、'System.Windows.Forms.TextBox'のすべてのプロパティやメソッドにアクセスすることができます。

DNCast関数を実行した直後からオブジェクトにアクセスすることができるようになります。

モバイル仕様:

モバイル環境ではサポートされません。