CndRange

 

条件を使用して項目に値を設定

項目の値に関する条件付き範囲/位置付を指定します。

構文:

CndRange (条件,値)

パラメータ:

  • 条件 …… 実行時に評価される論理式

  • …… 条件が「True」 の時に戻り値として返される値

戻り値:

指定した条件が’True’と評価された場合、指定された値が返されます。

例:

CndRange('TRUE'LOG,10)では、10 が返ります。

一方、CndRange('FALSE'LOG, 20)は、実行されません。

注意事項:

この関数はデータ定義の[位置付]と[範囲]特性にのみ使用できます。また、この関数は他の式の一部としては使用できません。CndRange(条件,値)を範囲の小大に指定すると、範囲小にIF(条件,値,最小値)を設定し、範囲大にIF(条件,値,最大値)を設定した場合とほぼ同等の動作をします。項目特性のNULL値許可の設定に関わらず同一の式を使用できます。また、SQL ではより適切なWHERE句が発行できます。これによって、範囲処理に関わるSQL 文が出力されなくなるため、処理の高速化が図れます。

例えば、[範囲 最大]特性にCndRange(A<>0,A)とした場合、Aに「0」以外の数値が設定されている場合、A を最大値とした範囲値となりますが、A が「0」の場合、この指定は範囲条件としては処理されません。