ClientOSEnvGet

 

クライアントの環境変数の取得

クライアント側のOSの環境変数の値を取得します。これはクライアント側の関数です。

構文:

ClientOSEnvGet(環境変数)

パラメータ:

  • 環境変数 …… OSの環境変数の名前を指定します。

戻り値:

文字列 …… 指定された環境変数の実行値を返します。環境変数が指定されていない場合は、空白が返ります。

例:

ClientOSEnvGet(‘PATH’)

 

「PATH」という環境変数の実行値が返ります。

注意事項:

この関数は、リッチクライアントタスクでのみ有効なクライアント側の関数です。サーバ側で同じ機能を利用する場合は、OSEnvGetを使用してください。この場合、サーバPCの環境変数の値が返ります。

モバイル仕様:

Android/iOS端末の場合は、以下のような値を取得することができます。

  • ClientOSEnvGet(‘device_os’) …… 端末のOSを返します。

  • ClientOSEnvGet(‘device_screen-width’) …… 端末の縦方向の幅をピクセル単位で返します。

  • ClientOSEnvGet(‘device_screen-height’) …… 端末の縦方向の高さをピクセル単位で返します。

  • ClientOSEnvGet(‘device_physical-width’) …… 端末の縦方向の物理幅をインチ単位で返します。(サポートバージョン:2.3)

  • ClientOSEnvGet(‘device_physical-height’) …… 端末の縦方向の物理高さをインチ単位で返します。(サポートバージョン:2.3)

  • ClientOSEnvGet(‘device_orientation’) …… 端末の傾きを返します。

  • ClientOSEnvGet(‘device_os-version’) …… 端末のOSのバージョン番号を返します。

  • ClientOSEnvGet(‘device_model’) …… 端末の機種モデルを返します。

  • ClientOSEnvGet(‘device_touch’) …… 端末がタッチスクリーンを備えている場合、“true”を返します。

  • ClientOSEnvGet(‘temp’) …… 端末の一時フォルダを返します。(サポートバージョン:2.3)

  • ClientOSEnvGet(‘device_location’) …… 端末の位置を返します(「装置の位置情報(GPS)の取得」の説明を参照してください)。

  • ClientOSEnvGet (‘device_magic-version’) …… RIAクライアントのバージョンを返します。

  • ClientOSEnvGet (‘device_udf|my_string’) …… ユーザ定義関数を呼び出します(「ネイティブOSコードの利用」の説明を参照してください)。(サポートバージョン:2.2)

  • ClientOSEnvGet (‘device_udf|getargs’) …… URLスキーマによる呼び出しで指定されたパラメータの値を返します。(サポートバージョン:2.3)

  • ClientOSEnvGet ('device_resource-folder') …… リソースフォルダとして利用できる名前を返します。(サポートバージョン:2.3)

  • ClientOSEnvGet ('device_udf|getpushid ') …… Push通知を以下のようにデバイスに送るために使用するデバイスIDを返します。(サポートバージョン:2.4)

Androidデバイスでは、Javaの定義済みキーを使用することもできます(例:ClientOSEnvGet(ejava.io.tmpdir’)で、追加情報を取得します)。

詳細は、以下を参照してください。

http://developer.android.com/reference/java/lang/System.html