ClientFileToServer

 

ファイルをコピーする

リッチクライアントのクライアント側からサーバ側に指定されたファイルをコピーします。

構文:

ClientFileToServer(クライアントのファイル名, サーバのファイル名)

パラメータ:

  • クライアントのファイル名 …… クライアント側のファイルの名前。パスが指定されなかったり相対パスが指定された場合、アプリケーションのキャッシュフォルダをカレントとして扱われます。

  • サーバのファイル名 …… サーバ側のファイルの名前。パスが指定されなかったり相対パスが指定された場合、アプリケーションのフォルダをカレントとして扱われます。

戻り値:

数値 …… 処理結果に応じて以下の数値が返ります。

  • 0 …… 成功

  • 1 …… クライアント側のファイルが見つからない

  • 2 …… サーバ側にファイルを書き込まなかった

  • 3 …… 転送上の問題

失敗した場合、[存在確認]オプションの設定内容に基づいて以下の内容を返します。

  • True …… Nullが返ります。

  • False(または指定されていない場合) …… 空白が返ります。

例:

ClientFileToServer ('c:\temp\my.bmp', 'c:\images\my.bmp')

 

my.bmpファイルをクライアント側のC:\tempフォルダからサーバ側の C:\imagesフォルダにコピーします。

注意事項:

この関数は、リッチクライアントタスクでのみ有効なクライアント側の関数です。

IISは、リクエストサイズを30MBに制限します。

クライアントからサーバによりサイズの大きいファイルを送る必要がある場合、以下のようにIISの値を変更してください。

  1. [コンピュータの管理](PCの、「コンピューター」アイコンで右クリックし、「管理」を選択します)を実行します。

  2. 「サービスとアプリケーション」を選択し、「インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャー」をクリックします。

  3. 「要求フィルター」アイコンをダブルクリックします。

  4. 右側の[操作]ペインで「機能設定の編集」をクリックします。

  5. [要求フィルター設定の編集]ダイアログボックスで、[許可されたコンテンツ最大長(バイト)]の値を増やします。

モバイル仕様:

iOSでは、一時フォルダへのアクセスのみが可能です。相対パスを使用したり、ClientOSEnvGet('temp')関数を使用してアクセスできます。

関連トピック:

ServerFileToClient