ClientFileSaveDlg

 

［名前を付けて保存］ダイアログのオープン

Windowsの［名前を付けて保存］ダイアログを開き、選択されたファイル名が返ります。

構文：

ClientFileSaveDlg (タイトル, 初期ディレクトリ, フィルタ, デフォルト拡張子, 上書き確認)

パラメータ：

  • タイトル（文字列） …… ダイアログボックスのウィンドウタイトルに表示される文字列

  • 初期ディレクトリ （文字列） …… 最初にパークするディレクトリ名。ファイル名を含めることもできます。この場合、ダイアログに表示されます。空白の場合、以前オープンしたときのディレクトリが選択されます。

  • フィルタ（文字列） …… ダイアログに表示されるファイルの種類（拡張子）を指定するためのフィルタ。垂直バー(|)とフィルタパターンを組み合わせることで、ファイルの種類の説明を指定することができます。複数の種類を指定する場合は、垂直バーを区切文字として連結させます。セミコロン（;）を使用することで1つのファイルの種類に対して複数の拡張子を連結させることもできます。先頭に指定されたフィルタ指定が、ダイアログボックスのデフォルトとなります。

例: '画像ファイル (*.BMP;*.JPG;*.GIF) | *.BMP;*.JPG;*.GIF|すべてのファイル (*.*)|*.*'

  • デフォルト拡張子（文字列） …… ファイルの拡張子が省略された場合、ここで指定された文字列が拡張子として設定されます。

  • 上書き確認（論理） …… すでに存在しているファイル名が指定された場合に、警告メッセージを表示するかどうかを指定します。

戻り値：

文字列 …… 選択されたファイル名

例：

ClientFileSaveDlg ('Save file', 'c:\temp\', 'All files (*.*)|*.*, '', 'False'LOG)

 

デフォルトフォルダが「C:\temp」で、すべてのファイルを表示するダイアログが開きます。

 

ClientFileSaveDlg ('Save file', 'c:\temp\', 'Image Files (*.BMP;*.JPG;*.GIF) | *.BMP;*.JPG;*.GIF|All files (*.*)|*.*', '', 'False'LOG)

 

デフォルトフォルダが「C:\temp」で、2種類のファイル種類が選択できます。指定したファイルが存在していても、確認メッセージは表示されません。

 

ClientFileSaveDlg ('Save file', 'c:\temp\', 'All files (*.*)|*.*, 'txt', 'True'LOG)

 

デフォルトフォルダが「C:\temp」で、すべてのファイルを表示するダイアログが開きます。拡張子を指定しない場合、「TXT」として扱われ、が指定したファイルが存在している場合、確認メッセージが表示されます。

 

ClientFileSaveDlg ('Save file', 'c:\temp\abc.txt', 'All files (*.*)|*.*', 'FALSE'LOG, 'False'Log)

 

「abc.txt」がデフォルトファイル名、「C:\temp」がデフォルトパスになるファイル保存ダイアログボックスを開き、すべてのファイル名が表示されます。

注意事項：

この関数は、リッチクライアントタスクでのみ有効なクライアント側の関数です。

フィルタは、必ず垂直バー(|)とフィルタパターンを組合せて指定してください。

モバイル仕様：

モバイル環境ではサポートされません。