マジックソフトウエア・ジャパン 株式会社
2010年1月29日
本文書では、Magic uniPaaS V1Plus (Ver 1.8J SP1a) パッチモジュール (PT1) として提供されるモジュールについての追加情報を記載しています。
一部のウイルスチェックソフト(トレンドマイクロ社製ウイルスバスター)で、Windows Mobile用モジュール(uniRCMobile.exe)がウイルスとして検知されることを確認しています。現在、トレンドマイクロ社に対して対応を依頼しておりますが、公開日の時点では改善されておりません。以下の回避方法に従って対応していただくようお願いします。
なお、他社のウイルスチェックソフトでは、ウイルスとは認識されておりません。また、本バージョン以前の(ウイルスと検知された)モジュ−ルをトレンドマイクロ社で調べてもら いましたが、すべて正常なファイルであるとの回答を受けています。
回避方法
uniRCMobile.exeというのは、V1Plusで新たに追加されたWindows Mobile RIAで使用するモジュールです。モバイル機能を使用されない場合は、駆除されても動作上は問題はありません。
モバイル機能を使用する場合は、リアルタイムスキャンをオフにしてインストール処理を実行します。ただし、コンピュータ全体のスキャンを実施すると削除されてしまいますので、カスタム検査で該当するフォルダ以外を対象にしてスキャンするようにしてください。
また、[予約検索]の[検索スケジュール]から[すべて]を無効にして、Magic uniPaaS のRIAModuleフォルダ以外を検索対象にする検索スケジュールを追加定義してください。
モジュール | バージョン表示 |
---|---|
Magic uniPaaS本体 (uniStudio.exe、uniRTE.exe) |
Version 1.8 SP1a PT1 |
MS-SQL ゲートウェイ(MGMssql.dll) | Version uniPaaS 1.8 SP1a PT1-0 |
SOAP Liteモジュール(MgRqSoap.dll) | Version uniPaaS uniPaaS 1.8 SP1a PT1-0 |
本パッチモジュールには、以下のファイルがあります。
ルートディレクトリ 2010/01/27 10:07 9,818,112 uniRTE.exe 2010/01/27 10:08 13,881,344 uniStudio.exe 2010/01/27 16:14 745,472 uniRQMonitor.exe 2010/01/19 18:10 745,472 MgDotNet.dll 2010/01/19 18:09 512,000 MgRqSoap.dll 2010/01/19 18:08 4,710,400 v9converter.exe RIAModules サブディレクトリ 2010/01/27 11:36 8,205 uniRC.application RIAModules\uniRC_1_8_1_430 サブディレクトリ 2010/01/27 11:35 2,031,616 uniRC.exe 2010/01/27 11:36 11,429 uniRC.exe.manifest 2010/01/27 10:47 71,168 Controls.dll 2010/01/27 10:47 25,088 NativeWrapper.dll RIAModules\uniRC_1_8_1_430\Resources サブディレクトリ 2008/09/25 07:31 7,406 uniPaaS.ico RIAModules\Mobile サブディレクトリ 2010/01/27 10:47 80,896 ControlsMobile.dll 2010/01/27 10:47 25,600 NativeWrapperMobile.dll 2010/01/27 11:36 1,079,808 uniRCMobile.exe Gateways サブディレクトリ 2010/01/19 18:09 1,200,128 mgmssql.dll
今回のパッチ版は、Magic uniPaaS Ver 1.8 SP1a 製品版に対するアップデートパッチとして提供されています。
それぞれの製品別に以下の手順でインストールを行ってください。
バックアップファイルとして、差し替え対象となる旧モジュールを別のフォルダに退避します。
MRB、Magicアプリケーションサーバ、 Internet Information Server 、SNMPサービスなどを停止していることを確認します。停止していない状態では正しくファイルが差し替えられないことがあります。
ファイルをディレクトリ構造ごと、 uniPaaS Studioをインストールしたディレクトリに上書きコピーします。
Magic.iniファイルの [MAGIC_RIA]セクションのClientModulesPathを以下のように変更します。
ClientModulesPath=RIAModules\uniRC_1_8_1_430\
リッチクライアントインタフェースビルダを使用して、公開しているリッチクライアントアプリケーション用のマニフェストファイルを更新します。
バックアップファイルとして、差し替え対象となる旧モジュールを別のフォルダに退避します。
ファイルをディレクトリ構造ごと、 uniPaaS Clientをインストールしたディレクトリに上書きコピーします。
お使いのシステムにおけるメンテナンス終了日を確認します。(後述)
※本モジュールの作成日付は2010年1月19日です。メンテナンス終了日が過ぎている場合は動作いたしませんので、再発行手続きが必要になります。
バックアップファイルとして、差し替え対象となる旧モジュールを別のフォルダに退避します。
MRB、Magicアプリケーションサーバ、 Internet Information Server 、SNMPサービスなどを停止していることを確認します。停止していない状態では正しくファイルが差し替えられないことがあります。
ファイルをディレクトリ構造ごと、 uniPaaS Enterprise Server/RichClient Server をインストールしたディレクトリに上書きコピーします。
Magic.iniファイルの [MAGIC_RIA]セクションのClientModulesPathを以下のように変更します。
ClientModulesPath=RIAModules\uniRC_1_8_1_430\
ライセンスサーバがインストールされているPCのC:\FlexLMのLicense.datをテキストエディタで開きます。uniPaaS EnterpriseServerおよびuniPaaS RichClientServerのスタートメニューから「Magicライセンスサーバ→ライセンスファイルの表示」を選択しても表示されます。
以下の例のような赤字の部分を確認してください。
SERVER ServerName 12ab34cd56ef TCP:744 DAEMON MAGIC C:\FlexLM\LMG.EXE FEATURE MGENT1P1 MAGIC 1.800 01-jan-0 10 1234567890ABCDEF123 \ VENDOR_STRING=PT=MGENT1,C=3FFFFFF,P=S,M=0,SSL=Y,MED=30-apr-2010,BC=1234567890ABCDEF123 \ OVERDRAFT=0 DUP_GROUP=NONE ISSUER=evaluation ck=211 SN=190000001
MGENT1P1 …… uniPaaS Enterprise Server
MGRIA1P1 …… uniPaaS RichClient Server
MGMBL1P1 …… uniPaaS RichClient Server for Mobile
上記の例では、uniPaaS Enterprise Serverのライセンスで、メンテナンス終了日が2010年4月30日になっています。
ソフトウェア・メンテナンス契約を更新している場合は、UDCを使用してライセンスコードの再発行を行ってください。新しいライセンスを取得したら、現在のライセンスを一旦削除した上で、再度登録し直してください。
ソフトウェア・メンテナンスの更新手続き、ライセンス発行は、サイト単位に設定しているサイト管理者が行います。
ソフトウェア・メンテナンスの更新手続きを行っていない場合は、更新手続きが必要です。更新手続は、Magicの購入元、又は最寄の営業所にご確認ください。
テクニカル情報番号 | 内容 |
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2001469 | [フォーム特性]の[タイトルバー]特性を=「Yes」に設定し、かつ[フォーム名]が空欄の場合、実行時にフォームのタイトルバーが表示されない問題 |
2001471 | 親タスクから子タスクを起動する間に他のアプリケーション(メモ帳など)をアクティブにすると、タスクバーのアイコンをクリックしても子タスクではなく親タスクがアクティブになる問題 |
2001475 | 「Caps Lock」 がオンの場合、パスワードエディットをクリックすると、バルーンヘルプが直前の項目で表示される問題 |
2001476 |
親タスクから「強制終了」=[N:なし] 以外のユーザイベントによって、子タスクがコールされた場合、子タスクでのユーザイベントが正しく動作しないことがある問題 |
2001478 | [イメージ]コントロールで指定されたイメージファイルが存在しない場合、エラーダイアログが表示される問題 |
テクニカル情報番号 | 内容 |
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733236 | COMGetHandle関数で取得したハンドル値をCOMSetHandle関数で別のCOMオブジェクトに設定しても値が設定されない問題 |
2001023 | DDEPoke関数においてUnicode固有文字が正しく処理されない問題 |
2001210 | Unicode型のセルを指定したVector型項目に、データのゴミが入ることがある問題 |
2001463 | (MS-SQLServer)テーブル/カラムのSQLタイプに小文字でタイプを指定した場合、サブフォームのテーブルがスクロールできない問題 |
2001464 | (MS-SQLServer)[カラム特性]の[タイプ]特性にDBMS固有のタイプ名を設定した場合、実行時にデータの位置付が正しく行われないことがある問題 |
2001466 | [共有]特性を「N=なし」に設定した場合、テーブルロックがかからないことがある問題 |
2001472 | 背景に透過色を使用した場合、後ろのウィンドウのデータが表示される問題 |
2001473 | [コールWebサービスLite]処理コマンドを実行すると、戻り値に含まれた2バイト文字が化けることがある問題 |
2001487 | Str関数の書式にTrim関数を使用すると、書式の末尾が欠ける問題 |
テクニカル情報番号 | 内容 |
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2001467 | バックグラウンドモードでGUI印刷を実行した場合、サーバエンジンが異常終了する問題 |
テクニカル情報番号 | 内容 |
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2001458 | [コールWebサービスLite]処理コマンド[戻り値]特性においてBLOB項目が選択できない問題 |
2001461 | [データソース]リポジトリの数値型項目に対して、書式に2バイト文字(#ヵ月など)が含まれる場合、F8によるチェックを行うと、「WT0011:[デフォルト値]特性が列の長さより長くなっています.」のエラーが出る問題 |
2001463 | .NETのイベントを定義した場合、パラメータが自動生成されない問題 |
2001480 | [コール.NET]処理コマンドで、文法エラーのあるC#コードを書いたとき、OKボタンを押してもエラーダイアログが表示されない問題 |
テクニカル情報番号 | 内容 |
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2001479 | V9コンバータで作成されたプロジェクトに対して、モデルリポジトリにv9 compatible formのモデルが新たに追加されるが、そのモデルがプログラムのテーブルコントロールのモデルに設定されない問題 |