マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
2003年7月

インターネットリクエスタ for Linux
Ver 9.30J SP5a 追加情報


本文書には、Magic eBusiness Platform(以下 Magic と表記)インターネットリクエスタ for Linux Ver9.30JSP5a として提供されたプログラム(以下 「本モジュール」と表記)に関して、動作環境やインストール方法等の情報が記述されています。

注意: 本モジュールでは、Magic インターネットリクエスタのみが提供されています。実際のWeb対応のMagic アプリケーションを実行するには、MRB および Magic Application Server が別途必要です。


動作環境

本モジュールは以下の環境で動作します。

対応 Magic Application Server バージョン Ver9.30J SP5a
対応 CPU 対応ディストリビューションの動作する、32bit インテル プロセッサ
対応 Linux Kernel バージョン 2.2.12 およびその上位互換バージョン
対応 GLIBC 2.1.X およびその上位互換バージョン
対応 ディストリビューション Redhat Linux 7.1J (7.1.2)
Miracle Linux 2.1


インストール方法

NEW: Magic Ver9.30J SP5a では、CGIリクエスタよりパフォーマンスが良い Apache HTTP Server 用のリクエスタが追加されました。

注意: Apacheリクエスタを使用する場合は、ApacheをDSO(Dynamic Shared Object)オプション付きでコンパイルしておく必要があります。

提供モジュール

モジュール名  説 明
readme_linuxrequester.htm 本ファイル
mgrequester.tar.gz CGIリクエスタ、Apacheリクエスタ (TAR+GZ形式)
magic9utils.tar.gz ブラウザクライアント用モジュール (TAR+GZ形式)

Apache Webサーバ側の設定

設定(1): CGIリクエスタ、Apacheリクエスタ共通

STEP 1: DocumentRoot に設定してあるディレクトリに ブラウザクライアント用モジュールの圧縮ファイル magic9utils.tar.gz をコピーします。

STEP 2: ルートユーザで magic9utils.tar.gz を解凍します。

tar xvfz magic9utils.tar.gz

STEP 3: httpd.conf に以下のディレクティブを追加します。 (以下は DocumentRoot が /var/www/html の場合の例です。実際の設定がこれと異なる場合には、それに合わせて書き換えてください。)

Alias /Magic9Utils/ "/var/www/html/magic9utils/"

<Directory  "/var/www/html/magic9utils/">
    Options Indexes MultiViews
    AllowOverride None
    Order allow,deny
    Allow from all
</Directory>

STEP 4: 適当なテンポラリディレクトリにリクエスタモジュールの圧縮ファイル mgrequester.tar.gz をコピーします。

STEP 5: ルートユーザで mgrequester.tar.gz を解凍します。

tar xvfz mgrequester.tar.gz

※ この後の処理は、CGI リクエスタを使う場合と Apache リクエスタを使う場合とで異なります。以下、それぞれの設定に進んでください。

設定(2): CGIリクエスタを使う場合

STEP 1: su コマンドなどで ルートユーザになります。

STEP 2: httpd.conf で ScriptAlias が設定されていれば、そのディレクトリ(通常 cgi-bin です)に上で解凍したCGIリクエスタのモジュール、mgrqcgi93 と MGREQ.INI をコピーします。

STEP 3: ScriptAlias が未設定の場合、設定して同様に作業します。

STEP 4: MGREQ.INI の MessagingServer にMRBを稼動させるマシンのホスト名を設定します。ホスト名は、あらかじめ /etc/hosts に設定しておきます。

STEP 5: 設定を有効にするため、Apache をリスタートします。

設定(3): Apahceリクエスタを使う場合

STEP 1: su コマンドなどで ルートユーザでになります。

STEP 2: Apacheリクエスタのモジュールを libexec ディレクトリ(RPM版では modules の場合があります。)にコピーします。

参考: Apacheリクエスタには以下のように2種類のモジュールがあります。

モジュール名 機能
mod_mgrequest93.so SSLをサポートしたApacheで使用する。
mod_mgrequest93.so.NO_EAPI SSLをサポートしないApacheで使用する。

また、 libexec ディレクトリ (または modules ディレクトリ)は、通常 ServerRoot の下にあります。

STEP 3: httpd.conf に以下のディレクティブを追加します。

LoadModule mgrequest9_module libexec/mod_mgrequest93.so

<Location /mgrequest9>
    SetHandler mgrequest9-handler
</Location>

SetEnv MGREQ_INI_PATH directory

最終行の directory には、MGREQ.INI が格納されているパスを設定します。

例: SetEnv MGREQ_INI_PATH /etc/httpd/conf

MGREQ.INIは、CGIリクエスタの場合と同様に、環境に合わせて修正しておきます。

STEP 4: 設定を有効にするため、Apache をリスタートします。

Magic側の設定とアプリケーションのURL

設定(1): CGIリクエスタを使う場合

MAGIC.INI の [MAGIC_ENV] に以下の設定をします。

InternetDispatcherPath = /cgi-bin/mgrqcgi93         (CGIリクエスタの場合)
WebDocumentAlias = /Magic9Utils             (共通)

Magic からCGIリクエスタを呼ぶ場合、以下のようなURLになります。

http://server_name/cgi-bin/mgrqcgi93?appname=example1&prgname=prog1

設定(2): Apahceリクエスタを使う場合

MAGIC.INI の [MAGIC_ENV] に以下の設定をします。

InternetDispatcherPath = /mgrequest9
WebDocumentAlias = /Magic9Utils

Magic からApacheリクエスタを呼ぶ場合、以下のようなURLになります。

http://server_name/mgrequest9?appname=example1&prgname=prog1


制限事項及び留意事項

以上