Magic eBusiness Platform Ver9
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このファイルには、Magic eBusiness Platform(以下 Magic と表記)Ver9 の今までに於ける変更点を記述しています。 Ver9.01J SP2の新機能 Ver9.01J SP2aの新機能 |
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Ver9.01J SP2の新機能 (Top)ブラウザクライアントモジュールの環境設定 (Top)<ブラウザクライアントモジュールのクライアント配置> 動作環境/アプリケーションサーバに追加されました。
変更の反映: 即時 ブラウザベースのプログラムにおいて使用するJavaAppletおよびJavaScriptのMagicが管理するサブバージョンを指定します。
この指定がない場合、Magicに標準添付されているファイルが使用されます。
ブラウザ・クライアントJavaアプレット・モジュールは、VeriSignのデジタル署名により証明されました。これは、エンド・ユーザにこのモジュールの内容が改ざんされなかったことをVeriSign承認証明書によって確認することを意味します。
署名されたアプレット・ファイルは、標準的なアプレット・ファイルと異なります。署名されたアプレット・ファイルと署名されていないアプレット・ファイル名の違いは最後の文字'S'によって識別することができます。
例えば、MGBC901_03S.cab アプレットの最初のロード時にブラウザ・ビルトイン確認(セキュリティ警告)ダイアログが表示されます。実行するには、はい(Y)を選択します。 ブラウザクライアント・ツールバー (Top)
VCRメニュー用のイメージファイルを使用して、Magicの実行モード時のVCRメニューと同等の操作をブラウザクライアントにて行えます。
同様に編集メニュー用のイメージファイルを使用して、「行作成」「行削除」「取消」の操作をブラウザクライアントにて行えます。
これらのイメージファイルはそれぞれ「mgvcr.jpg」、「mgedit.jpg」というファイル名でブラウザクライアント用のJavaAppletとJavaScriptと同一のフォルダにインストールされます。
[src]のパスはそれぞれの環境に合わせて変更してください。ただし、[name]の内容は変更しないでください。
イベント実行コマンドの改善 (Top)イベント実行コマンドが非同期(Wait=No)のときもパラメータを渡すことができるようになりました。パラメータは参照のみ可能です。従ってイベントプログラムでパラメータを変更しても、値は戻すことはできません。
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上境界線 |
カラムの上の境界線を表示するかどうかを指定します。 |
右境界線 |
カラムの右側の境界線を表示するかどうかを指定します。 |
Yes/No または、式で定義できます。
Magic
が開発機能として提供している選択一覧(モデル一覧、テーブル一覧
など)
で、選択項目を位置付けする機能が拡張されました。
インクリメンタルサーチの様に先頭の文字を入力することで該当する項目に位置付けを行ないます。(全角文字での検索は正常に機能しない場合があります。)
この関数は、指定した項目の書式を取得するものです。
構文 |
VARPIC(シンボル名、モード) |
||
シンボル名 |
セレクト項目のシンボル名(VAR リテラルをつけないとエラーになる場合があります) |
||
モード(数値) |
機能モード |
モード= 0 |
カラム特性、変数特性で定義された書式が返ります。Blobは、空白が返ります。 |
モード= 1 |
コントロール特性上で定義された書式が返ります。クラス=0 のみ有効です。 |
フォームに定義されていない 項目は モード=0 と同じ結果になります。
項目の内容を取得する関数ですが、通常のフローでは動作せず、ハンドラやコントロール前後処理時にのみ有効になります。
構文 |
パラメータはありません。 |
戻り値 |
ハンドラ実行時に最後に編集された値が返ります。型は、対象となる項目の書式に依存します。 |
(例)
ハンドラの場合 |
トリガが発生したときにパーキングしている項目の現在の値が返ります。このときハンドラが、強制終了:レコード になっている場合は、無効です。 |
コントロール前 |
指定したコントロールに入ろうとした時点でそのコントロール(項目)の内容が返ります。 |
コントロール後 |
指定したコントロールを出ようとした時点でそのコントロール(項目)の内容が返ります。 |
この関数は、ハンドラーが起動された時点でのカレントのコントロールの内容に値を設定します。
構文 |
EDITSET(値) | ||
値 |
設定する値 型は、設定先の型に合わせる必要があります。 | ||
戻り値 |
論理値 | True | 処理が成功した場合 |
False | 処理が失敗した場合 |
(例)
ハンドラの場合 |
トリガが発生したときにパーキングしている項目に指定した値が設定されます。このときハンドラが、強制終了:レコード になっている場合は、無効です。 |
コントロール前 |
指定したコントロールに入ろうとした時点でそのコントロール(項目)の内容が更新されます。 |
コントロール後 |
指定したコントロールを出ようとした時点でそのコントロール(項目)の内容が更新されます。 |
クロスリファレンスの対象となるリポジトリの行番号の範囲を指定できるようになりました。
クロスリファレンス実行時のダイアログに対象となる番号の範囲を指定することで項目が追加され、CTL特性を除く全てのオブジェクトで範囲を指定することが可能です。
RQRTINF関数の戻り値が以下のように変更されました。(太文字が追加された値)
- ホスト名
- ポート番号
- IPアドレス
- プロセスID
- ステータス
- アプリケーション名
- 実行スレッド数
- ピークスレッド数
- 最大使用可能スレッド数
以下のイベントが追加されました。
- チェックアウト
- チェックイン(Ctrl + 1)
- 再同期
- アンチェック(Ctrl + 2)
- 水平均等揃え(Ctrl + 2)
- 垂直均等揃え(Ctrl + 3)
- 前面移動(Ctrl + 4)
- 背面移動(Ctrl + 5)
- 最背面移動(Ctrl + 6)
- 最前面移動(Ctrl + 7)
- Zオーダ表示(Ctrl + 8)
- サイズ調整(Ctrl + 9)
- フォルダへ移動(Ctrl + F)
定義式ウィンドウ内でのショートカットが変更されました。
- 関数一覧(Ctrl + 1)
- アクション一覧(Ctrl + 2)
- キーボード一覧(Ctrl + 3)
- 権利一覧(Ctrl + 4)
- コントロール一覧(Ctrl + 5)
- テーブル一覧(Ctrl + 6)
- プログラム一覧(Ctrl + 7)
- エラー一覧(Ctrl + 8)
MAGICクライアントで以下のイベントが有効になりました。
- ダブルクリック
- クリック
- マウスアウト
- マウスオーバー
ただし、同一のコントロールに対して「クリック」イベントと「ダブルクリック」イベントの両方をハンドラに指定すると、ダブルクリックの場合、「クリック」イベントが2回ハンドリングされ、「ダブルクリック」イベントは無効になります。
- 開発時にリポジトリに戻るとき、最後にリポジトリがオープンしていた時のカーソルがあるフォルダに、自動的にパークするようになりました。
- リポジトリの中で、オプション・メニューのフォルダオプションをクリックするか、CTRL+Fを押下し、ジャンプしたいフォルダを選択することによって、簡単に異なるフォルダへジャンプすることができます。
- プロパティシートに格子線が表示されるようになりました。また、文字列を入力するプロパティで 広域表示(F6)が可能になりました。
RQRTINF関数の戻り値が以下のように変更されました。(太文字が追加された値)
- ホスト名
- ポート番号
- IPアドレス
- プロセスID
- ステータス
- アプリケーション名
- 実行スレッド数
- ピークスレッド数
- 最大使用可能スレッド数
以下のイベントが追加されました。
- チェックアウト
- チェックイン(Ctrl + 1)
- 再同期
- アンチェック(Ctrl + 2)
- 水平均等揃え(Ctrl + 2)
- 垂直均等揃え(Ctrl + 3)
- 前面移動(Ctrl + 4)
- 背面移動(Ctrl + 5)
- 最背面移動(Ctrl + 6)
- 最前面移動(Ctrl + 7)
- Zオーダ表示(Ctrl + 8)
- サイズ調整(Ctrl + 9)
- フォルダへ移動(Ctrl + F)
定義式ウィンドウ内でのショートカットが変更されました。
- 関数一覧(Ctrl + 1)
- アクション一覧(Ctrl + 2)
- キーボード一覧(Ctrl + 3)
- 権利一覧(Ctrl + 4)
- コントロール一覧(Ctrl + 5)
- テーブル一覧(Ctrl + 6)
- プログラム一覧(Ctrl + 7)
- エラー一覧(Ctrl + 8)
MAGICクライアントで以下のイベントが有効になりました。
- ダブルクリック
- クリック
- マウスアウト
- マウスオーバー
ただし、同一のコントロールに対して「クリック」イベントと「ダブルクリック」イベントの両方をハンドラに指定すると、ダブルクリックの場合、「クリック」イベントが2回ハンドリングされ、「ダブルクリック」イベントは無効になります。
- 開発時にリポジトリに戻るとき、最後にリポジトリがオープンしていた時のカーソルがあるフォルダに、自動的にパークするようになりました。
- リポジトリの中で、オプション・メニューのフォルダオプションをクリックするか、CTRL+Fを押下し、ジャンプしたいフォルダを選択することによって、簡単に異なるフォルダへジャンプすることができます。
- プロパティシートに格子線が表示されるようになりました。また、文字列を入力するプロパティで 広域表示(F6)が可能になりました。
実項目をセレクトした場合の項目名を、テーブルで定義した名前とは異なる名前に指定できます。
実項目に対するセレクトコマンドの名前欄を編集することで変更できます。変更された名前は、変更したプログラムとそのサブタスクでのみ有効です。
空白は入力できません。空白を入力すると、テーブルで定義された名前になります。
関数とアクションの一覧が、グループ毎に分かれて表示されるようになりました。
ブラウザクライアントに
HTMLページの妥当性をチェックするためのパラメータを渡すことができます。この設定で実行すると、エラーメッセージが独立したウィンドウで表示され、ユーザはエラーの情報を確認することができます。
方法は、URLにDEBUG_CLIENT=1
というパラメータを付加します。このパラメータに1以外の値を指定すると、HTMLページのチェックを行いません。
また、プログラムリポジトリから[F7]キー
でブラウザタスクを実行した場合は、常にDEBUG_CLIENT=1
が付加されて実行されます。つまり、開発モードで実行すると、常にチェック処理が有効になります。
エラーウィンドウを表示させるためのURLの例:
http://host/mgrqispi9.dll?APPNAME=MYAPP&PRGNAME=MYPROG&DEBUG_CLIENT=1
ナビゲータと特性シートが1つのウィンドウ内に表示されるようになりました。
2つの表示を1つのウィンドウ内にまとめたい場合は、どちらかをドラッグして他方にドロップしてください。2つのオプションタブはウィンドウの下に表示されます。このタブで、ナビゲータと特性シートを切り替えられます。
これらを分けたい場合は、タイトルをドラッグしてから
Ctrlキーを押しながらクリックしてください。
統合されたウィンドウは、Magic
のウィンドウの端に表示されるか、フローティングウィンドウ表示されます。
[設定/動作環境/システム]に[システムログイン]のパラメータが追加されました。
この設定は、Magic のユーザアカウントをOSに合わせるかどうかを指定します。
この設定の選択した以下の通りです:
N=なし | ユーザ名としてのデフォルト値を使用しないで、[パスワード入力]の設定に従って、自動的/明示的にログオンダイアログをオープンします。 |
U=ユーザ名 | OS にログオンしたユーザ名を元に、[パスワード入力]の設定に従って、自動的/明示的にログオンダイアログをオープンします。 |
F=フルログオン | ログオンダイアログは無効です。[パスワード入力]の設定は無視されます。 OSにログオンしたユーザ名を元に自動的にログオンされます。 |
注意:
Magic
のユーザ定義ファイルのパスワードは、OSのパスワードと整合性があるわけではありません。
F=フルログオンを設定した場合、Magicは、Magicのユーザパスワードをチェックしません。これは、ユーザ名が既にOS側で認証済みだからです。フルログオンで指定していても、Magicのユーザパスワードは、ユーザ毎にユニークに指定しておくようにしてください。
OS のユーザ名がMagicのユーザ定義ファイルに無くて、ログオン処理に失敗しても、[パスワード入力]の設定は無視されます。
[パスワード入力]が [Yes] に設定されていると、OSにログインしたユーザ名でログオンダイアログが表示されます。
[設定/動作環境/動作設定]に[入出力デバイスのオープンタイミング]のパラメータが追加されました。
入出力デバイスのオープンタイミングは2つの方法で制御できます。
I=即時 | 入出力を定義したタスクがオープンされた時点で実行されます。(デフォルト値) |
O=利用時 | 利用時 データ出力/入力コマンドを実行したり、入出力デバイスを制御する関数(EOF、EOP、LINE、PAGE 等)が実行された時点で実行さ れます。 |
テーブルコントロールのカラムタイトルのテキストに改行を挿入して、複数行表示ができるようになりました。
カラム特性のカラム名欄で広域表示ウインドウ(F6)を表示して、複数行編集を行います。
フォームエディタの項目パレットのサイズを自由に調整できます。フォント番号は、#37
を使用します。
アプリケーション内で使用されるテキスト(文字列)を検索することができます。また、検索した文字を別の文字に置換することができます。
これらのオプションは、[編集]メニューで使用できます。
フォルダ名とコメント以外の全てのオブジェクトが対象となります。
正規表現は以下のメタキャラクタ(SBCS)が使用できます。
. :任意の文字 (例)あい..えお 任意の文字がDBCSの場合は、2文字にします。
^ :行の先頭 (例)^あい
$ :行の末尾 (例)えお$
Magicオブジェクトの検索と置換 (Top)
開発モードでの新しいオプションとして、Magicのオブジェクトをクロスリファレンス機能で検索して別のオブジェクトに置換する機能が追加されました。
任意のオブジェクトにカーソルを置き、[オプション/検索と置換]を実行するとこの処理を実行するためのダイアログが表示されます。
アプリケーションのデフォルト値とデフォルトのNULL表示文字列を設定できます。これらの値は、MAGIC.INI
の [MAGIC_DEFAULTS] セクションで定義します。
MAGIC.INI 内で指定できるキーワードは以下の通りです。
[MAGIC_DEFAULTS] DefaultDate = [date value] NullAlphaDisplay = [string value] NullNumericDisplay = [string value] NullLogicalDisplay = [string value] NullDateDisplay = [string value] NullTimeDisplay = [string value] NullMemoDisplay = [string value] NullBlobDisplay = [string value] |
注意:
設定は、MAGIC.INI ファイルの変更のみで行います。動作環境ダイアログではできません。
この設定がない場合は、Magic内のデフォルト値を使用します。
DefaultDate の書式は、日付モードに依存します。
実行中にこの値を変更した場合、次に起動したときに有効になります。
動作環境(設定/動作環境/外部参照ファイル)に新しいパラメータが追加され、HTMLページに、表示/入力する文字セットを定義することが出来るようになりました。
"ブラウザタスクで使用するエンコード"
この設定を使用することで、ブラウザタスクのHTMLページによって使用されるエンコードテーブルの名前を指定できます。
ここに値を設定すると、ブラウザタスクによって作成される各HTMLページは、META
タグを埋め込む事により定義された文字セットを使用するページになります。
<META HTTP-EQUIV="Content-Type" content="text/html;
charset=XXX">
XXX
は、動作環境で設定した文字列
この情報は、ブラウザクライアントモジュールが、定義したエンコードテーブルを使用して入力されたデータを
Magic サーバエンジンに渡すために使用されます。
注意:
すでにHTMLページに METAタグがある場合は、その内容を変更しませんが、ブラウザクライアントモジュールは動作環境の設定によって定義されたエンコードテーブルを使用するようにします。
日本語環境では常に "Shift_JIS"をセットしてください。
変更の適用:直後から有効
MAGIC.INIとコマンドラインでの名前:Unicode2Ansi
RUNMODE
関数の拡張 (Top)
アプリケーションサーバで最初に実行するアプリケーションの場合、動作状態に依存するようになりました。
バックグラウンドモードで最初にオープンされたアプリケーションの場合、メインプログラムでは、-1
を返します。
以下の場合、0 を返します。
コールされたプログラムで実行された場合や、メインプログラムのサブタスクで実行された場合
バックグラウンドモードのメインプログラムで2回目に実行されるか、追加スレッド上で実行された場合
注意:アプリケーションがクローズされ、他のアプリケーションがオープンされた場合、最初のコンテキストでは、-1
が返ります。
チーム開発の変更 (Top)
<プログラムリポジトリの修正>
プログラムリポジトリはアプリケーションのプログラム一覧情報を管理しています。プログラム一覧情報の変更を行う場合、プログラムリポジトリを変更する必要があります。
従来は、プログラム一覧情報の変更に対して自動的にチェックアウト、チェックインが行われていましたが、本バージョンより行われないように変更されました。開発者は、プログラムリポジトリに対して、手動でチェックアウト、チェックインを行う必要があります。
プログラムリポジトリをチェックアウトする場合のみ、プログラム一覧情報が更新されます。以下の操作によってプログラム一覧情報が更新されます。(つまり、プログラムリポジトリのチェックアウトを行わないと、以下の操作ができません。)
プログラムの新規作成
プログラムの削除
プログラムの順番の変更
別のフォルダへのプログラムの移動
プログラムフォルダ名の変更
プログラムの上書き
プログラムのコピー
プログラムリポジトリへの権利設定
プログラムのリポジトリ入力
テーブルリポジトリからのAPG(
作成モード) の実行
<プログラムリポジトリでのチェックアウト、チェックイン>
[バージョン管理]メニューに表示される[チェックアウトPrg.Rep]または[チェックインPrg.Rep]をクリックするか、ツールバーのアイコンをクリックすることでプログラムリポジトリのチェックアウトやチェックインができます。プログラムリポジトリではアンチェックはできません。
<プログラムのリポジトリ入力>
プログラムを含んだアプリケーションをリポジトリ入力する時、プログラムリポジトリをチェックアウトするように要求されます。Magic
Ver9.2
のリポジトリ出力ファイルを入力している時、プログラムリポジトリをチェックアウトするように要求されます。プログラムリポジトリがチェックアウトされなかったり、他の開発者によってチェックアウト済みの場合、Magic
はリポジトリ入力処理が実行されなかったことを示す警告メッセージを表示します。
旧バージョンのMagic
のアプリケーションをリポジトリ入力する場合、入力処理時にプログラムが含まれているかどうかを判断できません。このため、無条件にプログラムリポジトリのチェックアウト要求を出します。プログラムリポジトリがチェックアウトされなかったり、他の開発者によってチェックアウト済みの場合、Magic
はリポジトリ入力処理が実行されなかったことを示す警告メッセージを表示します。この場合、リポジトリ入力処理は失敗し、アプリケーションは入力前の状態にロールバックされます。
<パラメータ一覧>
チーム開発の変更に伴い、コール処理コマンドのパラメータ数は、最大255までとなります。
ハンドラ・スコープ (Top)
ハンドラが使用可能なリソースのスコープが、dbMAGIC
Ver8のイベントが使用可能なリソースのスコープと一致するように変更されました。
<タスクツリーへの照会>
以前のMagic
Ver9では、ハンドラが定義されたタスクにおいて参照可能なタスクツリーに対してのみ、ハンドラがアクセスすることが可能でした。Ver9.20J
SP1からはハンドラは上位のタスクツリー全ての対してアクセスが可能となりました。
これにより、上位タスクの世代指定方法が変更になりました。
例えば、プログラムAからプログラムBをコールし、プログラムBからプログラムCをコールします。プログラムBには”ABC”イベントに対するハンドラが定義されているとします。プログラムCからイベント”ABC”が実行され、プログラムB内のハンドラが起動しました。
以前のMagic Ver9では、バンドラは(自身が定義されている)プログラムB(世代 = 0)とプログラムA(世代 = 1)にのみアクセスすることが可能でした。
Ver9.20J
SP1からはハンドラはタスクツリーの全てにアクセスできるようになりました。この場合、ハンドラが定義されているタスクではなく、イベントが実行されたタスクの世代=0となります。したがって、プログラムC(世代=0)、プログラムB(世代=1)、プログラムA(世代=2)となります。この変更はクライアント/サーバーアプリケーションおよびブラウザアプリケーションの両方に対して適用されます。
<例外−ブラウザクライアント>
ブラウザタスク内のハンドラから、他のブラウザタスクをコールした場合、ハンドラが定義されているタスクが参照できるタスクツリー内のリソースのみアクセスすることが可能です。
この場合、ハンドラが定義されているタスクの世代=1となります。
この指定方法は以前のMagic
Ver9の指定方法と同じで、オンラインやバッチタスクの指定方法とは異なりますので、注意してください。
<入出力ファイル>
タスク内実行されたイベントにより上位タスクで起動したハンドラは、入出力特性の「使用する入出力名」を使用することにより、タスクツリー内の全ての入出力ファイルを使用することができます。
Ver8アプリケーションからの移行の強化 (Top)
ISAM(Pervasive.SQL)データベースを使用した、dbMAGIC Ver8のアプリケーションの移行を容易に出来るように拡張されました。MAGIC.INIに以下のオプションを指定してインポートすることによりエラーハンドラ−を自動的に追加させることができます。
[MAGIC_SPECIALS] |
内容 |
Y | レコードアクセス失敗時の設定を優先 |
TRNS | トランザクションの設定を優先 |
<レコードアクセス失敗時の設定優先>
トランザクションエラー時(V8) | エラー発生時(V9) |
アボート | アボート |
リトライ | アボート |
スキップ | アボート |
レコードロック時(V8) | エラーハンドラ(V9) |
リトライ | 無し |
アボート | [エラーハンドラ:レコードロック 対応:アボート] |
スキップ | [エラーハンドラ:レコードロック 対応:無視する] |
アクセス失敗時(V8) | エラーハンドラ(V9) |
スキップ | [エラーハンドラ:挿入/更新/削除に失敗 対応:無視する] [エラーハンドラ:重複インデックス 対応:無視する] |
リトライ | 無し |
アボート | 無し |
<トランザクションの設定を優先>
トランザクションエラー時(V8) | エラー発生時(V9) |
アボート | アボート |
リトライ | 復旧 |
スキップ | アボート |
レコードロック時(V8) | エラーハンドラ(V9) |
リトライ | 無し |
アボート | [エラーハンドラ:レコードロック 対応:アボート] |
スキップ | [エラーハンドラ:レコードロック 対応:無視する] |
トランザクションエラー時(V8) | エラーハンドラ(V9) |
アボート | 無し |
リトライ | 無し |
スキップ | [エラーハンドラ:挿入/更新/削除に失敗 対応:無視する] [エラーハンドラ:重複インデックス 対応:無視する] |
開発者ガイド (Top)
Magic を使用してプログラムを開発するヒント集として「開発者ガイド」が添付されました。Magicインストール時に選択する事により、Magicのスタートメニュー/オンラインマニュアルより確認できます。CD-ROMのOnlineフォルダにも格納されています。
Ver9.20J
SP1では、Ver9.01J SPxに比べて、ブラウザークライアントのパフォーマンス向上、内部チェックの強化改善が図られています。
それに伴い、ブラウザークライアントのアプリケーションをVer9.01J
SPxからVer9.20J SP1に移行した場合、一部動作が異なる場合があります。
以下に、MSJにて確認された移行時の障害と対応について記述いたします。
現 象 | 原 因 | 対 応 |
動作が不安定になる。 | オンラインタスクのみで有効な関数/アクションを使用していた。(例)KBPUT()、画面再表示アクション等 | 使用しないようにプログラムを修正する。 |
一部のプログラムが極端に遅くなる。 | @
ビュー再表示アクションをタスク前処理など不要と思われる箇所で多用している。
|
@不要なアクションを減らす。 |
A 非常に大きな変数を多用している。 | A変数サイズの見直しを行う。又は、データコントロールが使用できる場合は、使用するようにする。 | |
テーブルの一部の行が表示されない。 | チャンクサイズ ≧ 繰返行数となっていない。 | 適切なチャンクサイズを設定する。 |
項目の値が読み込まれない。 | タスク前処理で子タスクをコールし親タスク上のレコードレベルのデータ項目を見ていた。 | レコードメインへ移動等のプログラム修正を行う。 |
リストボックス、コンボボックスでラベルを変数で定義し、選択肢を子タスクのバッチで登録している場合、実行時にコントロールの幅が広がる。 (1000431) | 空白削除の関数(RTRIM、TRIM)を使用する。 | |
コンボボックスまたはリストボックスのラベルを項目で設定するとき、ラベルの先頭が「,」の場合、ラベルが正しく表示されないことがある。 | ラベルの先頭に「,」が付加されないようにプログラムを修正する。 | |
実行画面の見栄え(フォントの種類)が異なる。 | 子タスクは、親タスクと同一のエンコードを使用するように変更された為。 | 必要に応じてHTMLファイルの調整を行う。 |
Ver9.20J SP1 での改善内容 (Top)設定 (Top)
モデル (Top)テーブル (Top)
メニュー (Top)
コンポーネント (Top)
プログラム一般 (Top)
データアクセス (Top)
SQL共通 (Top)
関数 (Top)
ユーティリティ (Top)
リポジトリ入出力 (Top)
フォーム (Top)
HTMLフォーム (Top)印刷機能 (Top)
プレビュー機能 (Top)インターネット機能 (Top)
ブラウザクライアント (Top)
ワークグループ開発機能 (Top)サーバ機能 (Top)
インターネットリクエスタ (Top)
インストール (Top)その他 (Top)
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Ver9.20J SP1a での改善内容 (Top)モデル (Top)
プログラム一般 (Top)
関数 (Top)
リポジトリ入出力 (Top)
フォーム (Top)
プレビュー機能 (Top)
ブラウザクライアント (Top)
|
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以上 |
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