Magic/400 エンタープライズサーバ
Ver8.2K4 SP1 追加情報

dbMAGIC Ver8.2K4 用 (8.2-02-06J)


マジックソフトウエア・ジャパン 株式会社
2003年11月

本文書には、Magic/400 エンタープライズサーバ Ver8.2K4 SP1 として提供される プログラムに関する情報が含まれています。


使用条件


動作環境及び注意事項


制限事項及び留意事項

印刷機能

インターネット機能

パーティショニング機能

AS/400 Native MRB 制限事項


Magic/400 Ver8.2K2での主な拡張機能及び修正事項


Magic/400 Ver8.2K3での主な拡張機能及び修正事項


Magic/400 Ver8.2K4での主な拡張機能及び修正事項

インターネット機能

ロックとトランザクション

その他


Magic/400 Ver8.2K4SP1での主な拡張機能及び修正事項

インターネット機能

その他


Magic/400サーバーセットアップ方法

新規インストール形式での提供になります。 Ver8.2K4以前のMagic/400サーバがインストールされている場合は、インストールライブラリ名が重複しないようにしてください。 デフォルトのライブラリ、ディレクトリが以下のようになります。

デフォルトのライブラリ MAGICRUN82
デフォルトのディレクトリ /MAGICRUN82

提供ファイル

ファイル名 内容
readme.htm Magic/400エンタープライズサーバ Ver8.2K4 SP1 readme(このファイル)
mg40082k4sp1.exe Magic/400エンタープライズサーバ Ver8.2K4 SP1本体 (自己圧縮解凍)

セットアップ時の注意事項

  1. Windows上よりmg40082k4sp1.exeを起動してインストーラを起動します。 必要なパラメータを入力して実行します。 後は、通常のエンタープライズサーバの導入と同じです。 Magic/400開発ガイド、Magic/400セットアップ補足ガイドを参照してください。
    http://www.magicsoftware.co.jp/mginfo/manual/index.htm#V82
     
  2. AS/400端末より、ジョブ・メッセージ待ち行列が満杯になることを考慮して 以下のコマンドを実行します。
    CHGJOBD JOBD(MAGIC82S1B/MGSERVER) JOBMSGQFL(*WRAP)
  3. AS/400 Native MRBを使用する場合は、 「AS/400 Native MRB セットアップ・ガイド」を参照してください。

★注意★


AS/400 Native MRB セットアップ

AS/400 MRBメッセ-ジングゲートウェイの設定

  1. MAGIC サブシステムで実行するMRBの構成:  インストール後、一回のみ、サーバー管理メニュー(CFGMGCSVR)の"Magic Config."− "BROKER Subsystem Confg." を実行します。

                             BROKER Subsystem Confg. (MGCFGMRB)
    
        選択項目を入力して,実行キーを押してください。
    
       Subsystem name . . . . . . . . .   MAGIC         Character value 
       Host library . . . . . . . . . .   MAGIC400      Character value
       Job queue name . . . . . . . . .   MGBROKER      Name
                                            *SVRLIB     Name, *SVRLIB
       Class name . . . . . . . . . . .   MGBROKER      Name
                                            *SVRLIB     Name, *SVRLIB
       Server library . . . . . . . . . > MAGICRUN82    Character value
    

    このオプションは、2つのことを実行します:

    1. MRB用のジョブ記述、ジョブ・キュー、ジョブ・クラスを作ります。

    2. もし、MAGICサブシステムが起動していない場合は、MAGICサブシステムを起動させ ます。 AS/400端末より、ジョブ・メッセージ待ち行列が満杯になることを考慮して 以下のコマンドを実行します。

      CHGJOBD JOBD(MAGICRUN82/MGBROKER) JOBMSGQFL(*WRAP) 
  2. MRBの起動:  2つのオプションが、サーバー管理メニュー(CFGMGCSVR)の "Internet/Partition" に追加されました。 "Start Magic Broker"、そして、"MGRB.INI"です。

    ブローカー・コンフィギュレーション・ファイル(MGRB.INI)を編集したい場合は、 MGRB.INIオプションを使用します。

                                   Update MGRB.INI (MGRB)
    
        選択項目を入力して,実行キーを押してください。
    
       Enter Directory  . . . . . . . . > '/MAGICRUN82' Character value
             2=Edit,5=Display,6=Print     2             2, 5, 6
    MRBを起動するには、"Start Magic Broker"を使用します。
                               Start Magic Broker (STRMRBRUN)
    
        選択項目を入力して,実行キーを押してください。
    
       Enter Server Library . . . . . . > MAGICRUN82    Character value
       Enter Parameters . . . . . . . .   ' '
    

    注意:


    正しく、MRBが起動した場合は、MAGICブローカー(MGBROKERジョブ)が、 MAGICサブシステム上で起動されます。
      OPT  サブシステム/ジョブ  ユーザー       タイプ  CPU %   機能            状況
           MAGIC          QSYS        SBS      .0                   DEQW
             MGBROKER     QTCP        BCH      .0  PGM-B_MGMRBRUN   CNDW
    
  3. MRBの停止: MRBは次のいずれかの方法により停止させます。


セットアップ補足

Magic/400サーバをセットアップする上で、次の作業が必要になります。 設定の詳細は、以下のマニュアルを参照して下さい。

Magic/400開発ガイド CD-ROM\ONLINE\MG400.pdf
開発者ガイド・分散開発編 CD-ROM\ONLINE\C-S.pdf
Magic/400セットアップ補足ガイド CD-ROM\ONLINE\MAGIC400SET.pdf

MRBを利用する場合の設定

MAGICサーバ起動前にMRBを起動する必要があります。

AS/400 MAGIC.INI の[MAGIC_SERVERS]に、以下のようにサーバを登録します。

[MAGIC_SERVERS]
Default Broker = 1,MRBホスト名/2001,,Password,10,,1

注意: MRBのPC名がAS/400 TCP/IPホストテーブルに登録されていることを確認してく ださい。

MRB−AS/400インターネット・サーバーを利用した場合の設定

ユーザーのディレクトリにあるMGREQ.INIファイルの次のエントリを編集します。

[REQUESTER_ENV]
Gateway=1
MessagingServer=MRBホスト名/2001,Password 

CCSIDの設定

AS/400の省略時CCSID(QCCSID)は、65535にて出荷されるため、通常適用業務内で は文字データ変換は発生しません。

しかし、65535のCCSIDを使用して生成される新規ファイルや、CGIアプリケーション で標準出力されたファイルの場合、半角英小文字は半角カタカナに変換されます。 これは65535で使われるデフォルトCCSIDが5026のため、半角英小文字領域に 半角カタカナが割り付いているためです。

これにより、特にインターネットアプリケーションの運用は、5026の利用は適切ではありません。

HTTPサーバジョブで動作するインターネットリクエスタ(MGRQCGI.PGM)は、HTTP サーバジョブのCCSIDを元に動作するため、必ずHTTPサーバジョブは939又は5035で 動作するように設定してください。(もっとも簡単な方法はHTTPサーバジョブの デフォルトCCSIDに設定してください。)

また、Magic/400サーバではデータベース以外のファイル(MAGIC.INI等)は、IFS を使用します。IFSファイルのCCSIDは932(Windows シフトJIS)で作成する必要 があります。IFSのファイル名、ディレクトリ名は、極力英字大文字のみを使用することをお勧めいたします。

Magic/400クライアント(MGCLIENTジョブ)、およびMagic/400サーバ(MGSERVERジ ョブ)では、DB2/400のデータアクセス時にシフトJISとEBCDICのコード変換を、[設 定/DBMS]パラメータで指定されたCCSIDにより、独自にコード変換を行い処理して います。 従って、DB2/400物理ファイルのCCSIDと、Magic/400アプリケーションで指定する CCSIDの値は必ず合わせる必要があります。

MGREQ.INIの[MAGIC_MESSAGING_GATEWAYS]の設定

DataQueueを使用する場合に設定します。

[MAGIC_MESSAGING_GATEWAYS] 
MGSRVR03=MAGICRUN82/MGDQ, N, /MAGICRUN82/MGDQ.LOG, Y, 
ここでのパラメータの意味は下記の通りです。
 
パラメータ 意味
MGSRVR03 DataQueueメッセージサーバ名(固定)
MAGICRUN82/MGDQ DataQueue識別子
N ログレベル N:無し D:開発者向け S:サポートユーザ向け C:ユーザ向け
/MAGICRUN82/MGDQ.LOG ログファイル名
Y ログ同期 Y :ログを書き込む度にログファイルのオープンクローズを 行います。 N: ログファイルは、dbMAGICが終了する時に1回だけクロー ズします。


WWWデモアプリケーションの設定と実行

MAGIC/400 エンタープライズサーバに付属するWWWデモアプリケーションCARJPN の インストールと環境設定について記述します。

注意: CCSIDは939又は5035を使用してください。

インストール手順

  1. ライブラリ作成&リストア

    CRTLIB LIB(CARJPN) RSTOBJ OBJ(*ALL) SAVLIB(CARJPN) DEV(*SAVF) 
    SAVF(MAGICRUN82/DEMO) MBROPT(*ALL) RSTLIB(CARJPN)
  2. ディレクトリ作成&リストア

     CHGCURDIR DIR(/) CRTDIR DIR(CARJPN) RST DEV('/QSYS.LIB/MAGICRUN82.LIB/DEMOIFS.FILE') 
    OBJ(('/CARJPN/*'))
  3. メッセージサーバの設定 AS/400サーバ上の/MAGICRUN82/MAGIC.INIに、AS/400ホスト名、およびメッセージ サーバの種類を登録します。

  4. MAGIC CGIリクエスタの設定:  AS/400上の/MAGICRUN82/MGREQ.INIにホスト名、およびメッセージサーバの種類を登録 します。

    詳細はMagic/400開発者ガイド-7章インターネット-MAGIC CGIリクエスタのセットアッ プの章を参照してください。 また、MGSRVR03については、【セットアップ補足】/MGREQ.INIの[MAGIC_MESSAGING_GATEWAYS] の設定 を参照してください。
     

  5. HTTPサーバの設定 (WRKHTTPCFG) : 以下のように設定します。

    CGIConvMode %%EBCDIC_JCD%%   ※HTTP Server(V4R3以降)使用時のみ設定 
    DefaultFSCCSID 939 
    Enable POST
    Map /mgwebtmp/* /magicrun82/mgwebtmp/*
    Map /MGWEBTMP/* /magicrun82/mgwebtmp/*
    Pass /carjpn/* 
    Pass /CARJPN/* 
    Pass /magicrun82/mgwebtmp/* 
    Exec /scripts/mgas4.req /qsys.lib/magicrun82.lib/mgrqcgi.pgm
    

    設定後はHTTPサーバを再起動してください。

    補足: HTTPサーバの設定に DirAccess On を指定している場合、 正しくHTTPサーバの 設定がされていると、以下のコマンドでディレクトリ内容が表示されます。 ここで、SAMP はAS/400のホスト名、またはIPアドレスです。

    http://SAMP/carjpn/
    http://SAMP/mgwebtmp/ 
  6. MAGICサーバ起動 AS/400のエミュレータ画面より、MAGICコンフィグレーションユーティリティ(CFGMGCSVR コマンド)を起動し、Internet-StartMagicServerを選択します。
  7. デモアプリケーションの実行動作の確認を行うにはWWWブラウザを起動し、次のようなURLを入力してください。 ここで、SAMP はAS/400ホスト名、またはIPアドレスです。
    http://SAMP/scripts/mgas4.req?AppName=CarJPN(AS)&PrgName=frame 

WWWブラウザの注意事項

Active-X のデモを実行するためにはプラグインソフトやVRML データを該当するサイト からダウンロードする必要があります。

ブラウザ上でVRML (3 次元の車両データ)を実行するためには以下のサイトからIE ま たはNetscape 用のプラグイン(Active-X 、Java )とVRML データをダウンロードする 必要があります。

http://carpoint.msn.com/Gallery/