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dbMAGIC事例紹介/日本ムーグ株式会社




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はじめにCADありき、 dbMAGICはバックグラウンドで図面管理
 発電設備、プラスチック成形機、試験機用のサーボ弁、アクチュエータからボーイング747の飛行制御装置や、スペースシャトル、人工衛星、軍事用ミサイルの操縦制御機器まで、幅広い分野の油圧制御機器を製造しているムーグインターナショナルグループ。その国際的急成長グループの中でも、製品の設計製造を直接手掛けているのは、米国ムーグ、英国ムーグ、ドイツムーグ、そして日本ムーグの4社だけだ。

日本ムーグ/会社概要


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日本ムーグ株式会社

(産業用・航空機用油圧機器・流体制御機器の製造販売)

 日本ムーグ(株)は、世界20カ国に21の系列会社を擁する多国籍企業、ムーグの中のインターナショナルグループの一員である。

 ムーグでは、発電用タービンの出力制御機器、CD、光コネクタなどの精密プラスチック成形用の制御機器、フライトシミュレータ、地震シミュレータなどのモーションシミュレータ用制御機器、ボーイング747やエアバスA340等の民間航空機用の飛行制御機器をはじめとし、軍事用ジェット機のサーボシステム関連機器や、スペースシャトル、国産H-2ロケット、人口衛星、ミサイル等の操縦制御装置まで製造販売している。

■本  社/神奈川県平塚市真土1532番地
TEL.0463-55-3615

■事業内容/サーボバルブ及びサーボシステム関連機器の製造販売等

■設  立/1970年12月9日   

■資 本 金/2億2600万円  

■従 業 員/120名

■売 上 高/29億5700万円(1997年)


ムーグインターナショナル(20カ国21社:アルファベット順)

●オーストラリアムーグ
MOOG AUSTRALIA Pty Ltd, Mulgrave, Australia

●デンマークムーグ
MOOG BUHL AUTOMATION, Copenhagen, Denmark

●インドムーグ
MOOG CONTROLS (INDIA)PVT.LTD., Bangalore, India

●フィリピンムーグ
MOOG CONTROLS CORP., Baguio City, Philippines

●香港ムーグ
MOOG CONTROLS HONG KONG LTD., Hong Kong

●イギリスムーグ
MOOG CONTROLS LTD., Tewkesbury, England

●ブラジルムーグ
MOOG do BRAZIL CONTROLES LTDA., Sao Paulo, Brazil

●ドイツムーグ
MOOG GMBH, Boblingen, Germany

●ロシアムーグ
MOOG GMBH, Nizhegorodsky Oblast, Russia

●米国ムーグ
MOOG INC., Corporate Headquarters, New York, USA

● 〃
MOOG INC., Torrance, California, USA

●イタリアムーグ
MOOG ITALIANA S.R.L., Malnate, Italy

●日本ムーグ
MOOG JAPAN LTD., Hiratsuka, Japan

●韓国ムーグ
MOOG KOREA LTD., Seoul, Korea

●アイルランドムーグ
MOOG LTD., Ringaskiddy, Ireland

●スウェーデンムーグ
MOOG NORDEN AB, Askim, Sweden

●フィンランドムーグ
MOOG OY, Espoo, Finland

●スペインムーグ
MOOG SARL, Orio, Spain

●フランスムーグ
MOOG SARL, Rungis, France

●中国ムーグ
MOOG SHANGHAI, People's Republic of China

●シンガポールムーグ
MOOG SINGAPORE PTE. LTD., Singapore

ムーグインターナショナル関連のホームページhttp://www.moog.com/(日本サイトは非公開)


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 今回紹介するAdvanced Data Management System(ADAMS;技術文書並びに図面データの登録、履歴、出図管理)は、日本ムーグ株式会社の立見直樹氏がたった一人で社内開発した技術文書・図面管理システムだ。数千枚におよぶCAD図面のデータ等がWindowsNTサーバ+dbMAGIC V7上で一元管理されている。
 プログラムやフォームがすべて英語で表記されているのは、海外のグループ企業とデータの受け渡しをする必要性があるからだ。『このシステムが将来的に他国のムーグ社でも採用されると面白いですね。ちゃんと英語で書いてありますし(笑い)』と語るのは、アプリケーションの作者である日本ムーグ株式会社アプリケーションエンジニアリング部の立見直樹マネジャー。
 UNIX時代はHP/DMS+Allbaseで稼動していたデータベースシステムであるが、現在はすべてWindowsNTサーバを軸としたdbMAGIC V7上のシステムに置き換えられている。『頻繁なプログラムの仕様変更に耐えて、各種の要求にすべて応えられたのは唯一、dbMAGICだけでした』(同、立見直樹マネジャー)
 従業員数120名という比較的少数精鋭主義の日本ムーグ社であるが、設置されたパソコンの数は100台以上におよび、WindowsNTサーバだけでも10台以上が稼動している。
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現在稼働中のシステム

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 CADソフトの画面上からdbMAGICを意識せずにデータを引き出せるシームレスな環境を実現、バックグラウンドで動作するdbMAGICV7の図面データベースや部品データベースと連動している。もちろん、dbMAGIC側からのメニュー操作で製品のスペック管理等、各種のデータ管理も行えるようになっている。プログラムの本数は全体で約500本とかなり大きい。
 CADソフトにはヒューレットパッカード社のME10を利用しており、そのマクロを利用してdbMAGICへの図面の履歴問い合わせ、希望する図面の検索・表示、部品データの抽出や図面への読込み処理等を行っている。
 また、dbMAGICから部品表のデータをIBM AS/400に転送して、部品の発注、在庫管理等の生産管理をおこなっており、旧資産とのデータの一元化も実現している。
 プログラムやフォームはすべて英語で記述されており、海外のグループ企業とのデータのやり取りもスムーズに行えるように配慮されている。
 設置されたパソコンは100台以上におよぶが、常時100台がCAD図面を書いているわけではないので、dbMAGICは25ユーザ用(同時アクセス)を利用している。クライアント側のOSはすべてWindows NT Workstationで、Windows NTサーバとの相性やセキュリティ等を優先している。
 10数台のサーバマシンは主にCompaq ProSignia 300で、クライアントマシンはGateway 2000 G6が中心となっている。


現在のシステムに至るまでの経緯


moog_gamen3.jpg  かつては、コンピュータシステムと言えば生産管理系のシステムが主流で、IBM AS/400等のオフコンや汎用機が中心であった。その後、業務が煩雑化する中で、同様の環境で技術管理系のシステムを構築し始めたのだが、企業のめまぐるしい成長に、旧態依然としたシステム設計体制が追随できなくなってきた。
 DOS時代にdbMAGIC V4と出会い、これを開発ツールとしてスペック管理等の技術管理システムの開発を1993年にスタートし、最初のシステムを完成させた。『外注によるシステムでは、かゆいところに手が届かないんですよね。dbMAGICと出会い、これなら自分一人でもシステムが構築できると思いました』(立見直樹マネジャー)
 当時、CADにはUNIXワークステーションを使用していたが、Windows NTが登場してからはすべてこちらに移行した。Windows NTのほうが保守にまつわるコストが低減できるし、既存の社内のメールシステムやパソコンLANによるデータベースシステムも同時に使用(統合)できるからだ。
 dbMAGIC V7による図面管理システムの開発は'96年2月頃から始まった。この頃からWindows版のCADも安くて良いものが出回り、データベースとの連携も取りやすくなってきたからだ。パソコンもPentium Proのマシンが安く購入できるようになった。『UNIXの頃はHP/DMS+Allbaseでやってみたんですが、プログラムの頻繁な仕様変更に対して小回りが利かず、図面管理にもやっぱりdbMAGICが最適だと分かりました(笑い)』(立見直樹マネジャー)
 そして、約1年後の'97年2月、現在のシステムである『MOOG JAPAN ADVANCED DATA MANAGEMENT SYSTEM Ver3.0』が稼動開始した。


dbMAGICを導入してのメリット



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 Windows版のdbMAGIC V7に移行したことで、CADソフト(HP ME10)とのデータのやりとりが容易に行えるようになった。
 ファイルやプログラムが「ファイル辞書」、「プログラム辞書」という形でテーブル管理されており、システム全体のバージョン管理が自然に行える。コーディング系の開発ツールと比較すると、特にこの点は優れていると言える。
 ユーザプロシージャやユーザ定義関数を使用することにより、Windows APIを利用したり、他の開発言語で開発したプログラムを呼び出すことも可能で、様々な可能性を秘めている。
 さらに立見氏は、『社内業務の作法が変われば、必然的にシステムの変更も必要となる。このとき、dbMAGICのように自分で変更しやすいツールであれば、本当に助かる』とdbMAGICを高く評価している。

それなりの苦労もあった

 部品の逆展開プログラムを作成したときは苦労した。ファイルを分散化してデータリンクを多用するとプログラムが重くなる。最終的にはファイルをまとめて処理速度を優先した。DOS版の頃はメモリ上の制約があってdbMAGICは再帰処理に弱いのではないかと危惧していたが、Windows版になってかなり深い階層まで動作することが確認できて安心した。

今後の展開

 蓄積されたデータ対応のシステムを構築して海外のグループ企業とのデータ共有を計りたい。3次元CADのほうはすでにグローバルに統合化されているので、技術管理系の統合化が急がれる。今後、クライアント側のインターフェイスはブラウザで充分だ。dbMAGICのクライアント実行システムがブラウザを兼ねることができるのなら、それに越したことはない。やはり、ここでもdbMAGIC V8の登場が待たれるケースだ。

システム構成

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