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代表取締役
増田健二 氏 |
システムマネージャー
津田春城 氏 |
ゴルフ場の予約にインターネットを使おう
たとえば、来月ゴルフ・コンペが開催されることになり、その幹事をやることになったとする。どこにどんなゴルフ場があるのか、料金体系やサービスはどうなっているのか、誰も教えてくれない。そんなとき、電話帳をひっぱり出して、かたっぱしから電話をかけるのは大変だ。
旅行代理店みたいに、適当なゴルフ場を探してくれて、予約を代行してくれる業者があるので、そこに依頼するのも手だけれど、できれば料金やサービスなど、自分で納得いくまで調べたい。飛行機やホテルの予約が、インターネットでできる時代である。ゴルフ場の予約もインターネットでできないものだろうか。
そんなゴルフ場の予約エントリがインターネット上でできる会員制のサービスが「ゴルフ・ナビゲーション」だ。会員制といっても、会費は無料である。関西圏にある数十のゴルフ場の料金と空き状況が一目でわかり、予約も簡単にできてしまう。
「ゴルフ・ナビゲーション」は、利用者側からみると、次のようなシステムになっている。
会員制のシステムで、実際のゴルフ場の予約エントリをおこなうには、会員登録をする必要がある。ただし、ゲストで利用して、サービスの概容を体験することはできる。
ゴルフ場は、カレンダから探す方法とゴルフ場の場所から探す方法の2通りで探せる。カレンダから探す場合、カレンダの特定の日付をクリックすると、その日に予約ができるゴルフ場が一覧表示される。この一覧には、予約できる時間帯、料金などが、あわせて表示されるので、ゴルフ場をそれぞれ比較して選ぶことができる。場所から探す場合は、関西の地図が表示され、地図をクリックすると、その地域のゴルフ場が一覧表示される。
条件にあったゴルフ場がみつかったら、希望するスタート時間を第2候補まで指定する。仮予約が確定したときの連絡手段は、電子メールが基本だが、電話番号を指定することもできる。これでいったん仮予約を行なうと、数時間後あるいは翌日に予約が確定される。確定した開始時刻はWebでチェックできる状態になり、そのお知らせが電子メールか電話で通知される。
ゴルフ予約システムの舞台裏
このサービスは、ゴルフ場のエントリを専門におこなうハーバーランド・ゴルフ社とJCNのタイアップで運営されている。
「このサービスが立ち上がる以前は、ハーバーランド・ゴルフ社には、『いついつに、これぐらいの値段で探してよ』というお客さんからの電話による問合せが集中し、その対応にバタバタして、なかなか業務を広げられない状況だったそうです。それじゃあ、Webでやりましょうかということで、このサービスを立ち上げました」
と増田健二氏(JCN代表取締役)は語る。
ゴルフ場関係の業界は、かなり情報化が遅れている。チケット予約や座席予約システムのように、すでに予約システムがあって、そのインターフェイスとしてWebを使うのであれば、話は早い。ゴルフ場が共同利用できる予約システムも、あるにはあるが、それを利用できるゴルフ場の数は、極めて限られているのが現状だ。インターネットが導入されているゴルフ場も少ない。
このような背景があるため、「ゴルフ・ナビゲーション」は、仲介業者であるハーバーランド・ゴルフ社の予約業務を改善することに力点が置かれた。ハーバーランド・ゴルフ社は、ゴルフ場を予約したいお客さんとゴルフ場の間に入って、ゴルフ場の実際の空き状況を確認する。この確認作業は、ゴルフ場に予約システムがない以上、どうしても電話による直接のやり取りで行なわざるをえない。
しかし、ゴルフ場を予約したいお客さんとハーバーランド・ゴルフ社とのやり取りは、「ゴルフ・ナビゲーション」の導入によって、格段に改善された。会員は、自分でゴルフ場を比較、検討した上で、あるゴルフ場を特定して仮予約を行なう。ハーバーランド・ゴルフ社にとっては、空き状況を調べるべきゴルフ場が特定されているからだ。
会員からの仮予約エントリが発生したとき、ハーバーランド・ゴルフ社の担当者であるT氏に、その内容が電子メールで送信される。
「このT氏は、いつも社外に外出されているので、会社のパソコンでWebやメールを確認できないことが多い。そのため、発生したエントリ情報はT氏の携帯電話に自動送信しています。T氏は、そのメールを受け取ったら、ゴルフ場に電話で問い合わせて、仮予約を確定させるわけです。この確定作業も携帯電話から処理できるように、iモード対応にシステムを拡張しています」(JCN増田氏)
各ゴルフ場の予約状況は、JCNがまとめて管理
仮予約を確定させるまでの作業とは別に、各ゴルフ場の予約情報を常に最新状態にしておく作業も発生する。ゴルフ場の予約受付は、インターネットからの予約だけではなく、オフラインからの予約もある。ゴルフ場の多くは、情報化やインターネットの普及が、まだまだこれからのところが多く、予約情報を、なんらかのシステムで一元的に管理することができない。各ゴルフ場の予約状況については、本来ならば各ゴルフ場が管理・運営すべき内容なのだが、現状ではなかなか難しい。
そこで、予約状況の運用管理はJCNが代行している。各ゴルフ場からJCNには、カレンダ情報やインターネット以外での予約情報が定期的にFAXで送られてくる。これらの情報をJCNがデータベースに入力・更新している。そのためのシステムは、Webベースではなく、dbMAGICのクライアントで開発されている。すべてWebベースではなくdbMAGICのクライアントを使う理由について、JCNの津田春城氏(システムマネージャ)は、次のように説明する。
「dbMAGICを使っていて一番楽なのは、バックエンドの管理システムが作りやすい点です。
JCNの社内にデータベースがあるので、管理システムもまた、dbMAGICで構築しています。ローカルなクライアントとで構築(Webベースでない)すると、入力処理にいろいろな工夫ができるし、処理そのものも高速になります。ただし、会員からの利用は24時間、365日動いているので、休日でも会社ではなく自宅からメンテナンスしたい処理があります。そういう処理については、ローカルなクライアントとしてだけでなく、Webからも実行できるように、二本立てで開発しています」
JCNのASP事業を支えるdbMAGIC
図上の「ゴルフナビゲーション」をクリックすると
「ゴルフナビゲーション」ページ(ホームページ)
が表示されます。 |
| システム構成図 |

クリックすると拡大表示されます。
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| iモード画面 |
今回の「ゴルフ・ナビゲーション」は、dbMAGICをベースにしたWeb・サービスとしては最初の試みだが、それ以外にも、病院向けのスケジュール管理システムも手掛けている。お医者さんや看護婦さんの勤務スケジュールをWebで管理し、患者さんからもこのスケジュールを確認できるシステムになっている。このシステムも同様にiモードからアクセスできるインターフェイスを提供している。
さらに、受発注管理、在庫管理などの業務系システムの開発も手掛けている。また、特定会員に対して新着情報やキャンペーン情報を一括送信するメールマガジンのサービスも開発中である。これらはすべてdbMAGICをベースに開発されている。
JCNの今後の展開について増田氏は「ASP事業を中心にしていく」と語る。
「データベースやアプリケーションシステムと連動するWebサーバーを立ち上げたいけれども、立ち上げられないお客さんに対して、うちのサーバーを使って、いろいろなサービスをやりませんか、という展開です。このようなASP事業を展開していく上で、開発基盤であるdbMAGICの存在は欠かせません。短期間で開発できるdbMAGICを使わなければ、開発の原価が上がってしまって、おそらく他社と競争できないでしょう」
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