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日本商工会議所

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Web版に進化し、ASP/SaaSでの利用が拡大中
全国の商工会議所を支援するトータルOAシステム「TOAS」

 

全国の商工会議所が利用する「TOAS」は約20年の歴史を持ち、日本商工会議所傘下の6割の事業所が利用中です。MS-DOS版、Windows版からWeb版へ、そしてASP/SaaSへと途切れることなく進化し続けてきたのは、Magic eDeveloperベースのアプリケーションであるからです。

USER PROFILE

日本商工会議所ロゴ

日本商工会議所
http://www.jcci.or.jp/

所在地: 東京都千代田区丸の内3-2-2  東京商工会議所ビル6F
創設: 1878年(明治11年)
設立: 1922年(大正11年)
平成20年度予算: 76億8952万円(2008年4月 )
会員数: 516商工会議所 グループ全体職員 約1万名
事業概要: 全国516の商工会議所を会員とし、各商工会議所が「地区内における商工業の総合的な発展を図り、兼ねて社会一般の福祉増進に資する」という目的を円滑に遂行できるよう総合調整し、その意見を代表している。


【松本商工会議所】
http://www.mcci.jp/

所在地: 長野県松本市中央1-23-1
創設: 1908年(明治41年)
会員数: 4954事業所
米窪 英人 氏
米窪 英人 氏
松本商工会議所
情報事業部長

段落アイコン 516商工会議所のうち314カ所が利用中

  日本商工会議所では、1989年に全国の商工会議所の事業を支援するシステムの「標準仕様書」を作成し各商工会議所へ配布しましたが、「仕様書だけではシステム化が進まないだろう」と判断し、続けて、同仕様書に基づくアプリケーションを開発しました。

  それが、1992年にリリースされた「TOAS」(商工会議所トータルOAシステム)で、その後、MS-DOS版からWindows 版(クライアント/サーバー対応、1997年)、Web版(2002年)へメジャー・バージョンアップされ、さらにASP/SaaSによる提供もスタートして、現在は日本商工会議所傘下の516の事業所中、312カ所が導入するという“全国規模”のソフトウェアへと成長しています。

 このTOASの発展を、前段の標準仕様書の開発時から約20年間にわたって一貫してサポートしてきたのが、Magic eDeveloperです。

  Magic eDeveloperは、MS-DOSの時代から現在まで革新的な機能拡張を何度も繰り返してきましたが、ファイルのテーブル構造などをまったく変更せずに保持してきたため、MS-DOS版を導入したユーザーはWeb版となった現在も当時の資産をそのまま継承し利用できています。こうしたMagic eDeveloperならではの特質が、全国の商工会議所の6割が採用し使い続けている理由の1つになっています。

段落アイコン TOASの5つの基本コンセプト

 TOASの狙いは、商工会議所が事業活動により入手する情報を正しく蓄積し、全所的に情報共有し活用できるようにすることでした。

  従来は、業務ごとにシステムが構築され、かつ連携が取れていなかったので、全所的な情報共有が不十分であったのはもちろんのこと、システムの変更や改修に膨大な手間とコストがかかるという問題を抱えていました。

 そこでTOASでは、次の事項を基本コンセプトに開発を進めることとしました。

  • システムを変更することなくデータ項目を追加できる
  • 全てのデータ項目を条件検索できる
  • どのようなフォーマットの帳票でも印刷できる
  • どのようなタイプのPCでもTOASが稼働する
  • どのような規模の商工会議所でも利用できる

 しかし、情報共有の基盤を作るといっても、商工会議所が事業を進める上で共有・管理する情報の種類は膨大な数に上ります。それらを統一の規格で一元的に管理しようというのですから、相当な困難が予想されます。実際、TOAS開発以前にはそうした点が障壁となり、標準規格がありませんでした。

段落アイコン メタDB作成用にMagicを採用

 TOASの前段となった標準仕様書の開発チームは、この課題をクリアするためにデータ中心の設計手法を採用することとし、各種データを統一規格化する「メタDB」を作成しました。このメタDBの作成に採用されたのが、Magicです。標準仕様書の開発チームの一員で、TOAS開発を一貫して手がけてきた松本商工会議所の米窪英人氏(情報事業部部長)は、標準仕様書の開発について次のように振り返ります。
 「同一の事項であっても商工会議所ごとに独自の名称や命名規則が当てられていたので、『事業所とは何か』『事業所コードとは何を指すか』といったことを含めて商工会議所の事業に関わるすべての事項を洗い出し、規格化を進めていきました」

 この規格化に使用されたのはMagicの「タイプ辞書」という機能でしたが、次に、標準仕様書に基づくTOASを開発する段になった時に、「Magicであれば、メタDBのデータをそのまま利用してシステム開発できることが分かり、TOASの開発ツールとしてもMagicを採用することにしました」と米窪氏は説明します。標準仕様書のメタDB用に採用したMagicが、図らずもシステム開発用のツールにもなったことで、開発作業は「非常にスピーディに、手戻りなく行うことができた」(米窪氏)と言います。

 Magicの「タイプ辞書」は、後継のMagic eDeveloperでは「モデルリポジトリ」と名称が変わりましたが、データの属性を定義することによってスピード開発と高いメンテナンス性を実現する機能はまったく変更がありません。

段落アイコン 3種類の形態でTOASが利用可能

 TOASはWeb版となり、大幅に機能拡張されましたが、現在は(1)会議所内導入、(2)データセンターへTOASサーバをハウジング、(3)ASP/SaaS事業者のTOASサービス、の3つの利用形態を選択できるようになっています。

 (2)(3)は、TOAS運用のための管理要員を配置することができない商工会議所向けですが、このうち(3)はすでに90カ所が利用中です。

 SaaSは今でこそ大きな注目を集めていますが、日本商工会議所のTOASは、それよりずっと以前から利用が開始され、すでに多くの実績を上げています。これも、Magic eDeveloperベースならではのいち早い展開だったと言えます。

 約20年の歴史を持つTOASは、使い勝手と開発生産性を追求してきたMagic eDeveloperの歩みと、ユーザーの既存資産を守り続けるというマジックソフトウェア・ジャパンの企業理念の両方を如実に映し出したアプリケーションです。

 マジックソフトウェア・ジャパンではこれまでも、全国の中堅・中小企業を支援する商工会議所の活動理念に賛同し、TOASの導入・活用を円滑に進めるための全面的なサポートを従来より推進してきましたが、今後も、TOASの普及を強力にバックアップしていく計画です。

図 TOASの利用形態

図 TOASの利用形態

 

 

 

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