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Magic活用事例


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石川島汎用機械株式会社


汎用機やオフコンで統合型生産管理システムを構築すれば最低でも2億円はかかります。ところが、dbMAGICを使ってパソコンLANで構築すれば、本格的なシステムでもその3分の1程度の費用で組むことができるのです。石川島汎用機械株式会社(本社・東京都中央区、大桑武雄社長)の回転機事業部精機部(以下、回精機部)ではdbMAGICを使い、コストを抑えながらも充実した統合型生産管理システムを構築することに成功、業務改善に大いに役立てています。

抜群の費用対効果、業務改善に大きな威力を発揮
dbMAGICで開発した統合型生産管理システム
WANで本社と工場、全国の営業所を結ぶ


会社の垣根を越えた効率的なシステムを構築

石川島汎用機械(IHK)は石川島播磨重工業(IHI)の100%出資の関連会社。業務はIHIが営業、開発・基本設計を担当し、IHKが基本設計の支援と詳細設計、製造を担当するという具合に、IHIと分業しながら推進しています。しかし、法人が別ということになるとIHIはIHI、IHKはIHKというように別々にシステムを作りがちで、どうしても無駄な部分が出てきます。
そこで約3年ほど前に業務改革を目的として、各部門ごとにIHIとIHKの垣根を取っ払った効率的な統合型生産管理システムを構築する計画がスタートしました。ロータリエンコーダ(回転センサの一種)やステッピングモーター(装置を駆動させるアクチュエーター)、ステッピングシリンダなど精機製品の生産を担当する回精機部でも、主力製品のエンコーダを製造する精機課を中心に、システムの構築に取りかかったのです。ただ、事業内容からみて、汎用機やオフコンのレベルでシステムを構築するのはどうしても過大な投資になります。一方で、業務を効率的に推進していくためにはデータを共有化する必要があり、LAN対応は最低条件でした。さらに、本社営業部は東京、営業所は大阪、名古屋など全国に展開していますから、辰野工場(長野県上伊那郡辰野町)との間にWANを張らなくてはなりません。もちろん、障害対策も必要です。

パソコンの将来性とdbMAGICによる生産性の高さ

こうした条件を満足するものとして回精機部が選択したのが、信頼性と実績で定評のあるNetWareと、NetWareと相性が良く、開発・デバッグも迅速に行えるdbMAGICだったのです。「パソコンLANで果たして、本格的な統合型生産管理システムを構築することができるのか、といった声もなくはなかったのですが、費用対効果のことを考えてdbMAGICの選択を決断しました。それに、中村君を信頼していたこともあります」(回転機事業部・寺内稔昌副事業部長)。「中村君」とは、dbMAGICによるシステム開発の中心になった管理総括部情報システム課の中村幹夫氏のこと。BASICやdBASEで通信機能を備えた業務アプリケーションを開発した経験を持つ中村氏には、パソコンの持つ潜在的能力、将来性への確信がありました。

[写真=回転機事業部 副事業部長、寺内稔昌氏]

そんな中で、「dbMAGICによるシステム構築の成功事例を日経コンピュータを通して知りました。ですから、業務改善計画がスタートした際には、ほかの方法も検討はしたのですが、導入コストを大幅に押さえられる上、開発効率も高いので、dbMAGICで行くことに決めました」(中村氏)と言います。システム構築がスタートしたのは、1993年6月のこと。中村氏ら開発メンバーだけでなく、精機部の水田文男精機課長ら現場の責任者もdbMAGICの研修を受ける一方で、業務フローの構築に取りかかりました。

「dbMAGICの研修を受けたことが、詳細な業務フローを構築するのにとても役立ちました」と水田課長。業務フローの設計に2カ月を充て、9月からdbMAGICのVAR業者であるソフトハウスのソピアの協力を得てシステムの構築に取りかかったのですが、翌94年4月には他の部門に先駆けてシステムを稼働させることができました。
開発が短期間で成功したのは、「業務フローがしっかりしていたことと、dbMAGICによってコーディングから解放され、プロトタイピングなど生産性の高い開発方法で構築することができたことにあります」(中村氏)。また、「本社営業部と辰野工場の現場のメンバーがシステム開発のメンバーに協力し、現場サイドの要求を中心にシステムを組み立てた」(水田課長)ため、使い勝手の良い生産管理システムに仕上げることができました。

[写真=回転機事業部 精機部精機課、水田文男氏]


納期までの時間を短縮化、情報もリアルタイムに管理

新システムは、辰野工場を拠点に東京本社営業部と全国の営業所をWANで結び、工場の回精機部の各部署をLANで結んだ2サーバ、20クライアントのC/Sシステムです。販売管理からはじまって資材、受注、組立計画、出荷にいたる基幹の各管理サブシステムをしっかり網羅しており、さらに在庫管理はもちろん品質管理も適切に行えるものです。もちろん、システム全体のメンテナンスも万全なものに仕上がっており、文字通り統合型の生産管理システムと言えます。
新しい生産管理システムを導入したことによって業務は大きく改善されてきました。「従来だと無理をすれば受注から出荷までモノを早く動かすことはできましたが、情報が個人ベースでしか把握されていないために、期末になると情報を整理し直すという羽目に陥っていました。ところが、新システムを導入してからは、受注から出荷・納品までの期間が平均的に短縮されたうえ、情報もリアルタイムにきちんと管理できるようになりました」(寺内副事業部長)とのことです。
回精機部では96年の10月から、油圧モーターや油圧ポンプの生産も事業の一環として取り入れて行く予定ですが、これらの製品の生産も新システムで管理することにしています。導入費用とランニングコストに業務改善の効果を考えた費用対効果で、dbMAGICで開発したパソコンのC/Sシステムの能力には目を見張るべきものがあると言えましょう。

[写真=管理総括部 情報システム課、中村幹夫氏]



石川島汎用機械株式会社
「日新、日日新」を座右の銘に、
果敢に先端技術に挑戦

昭和18年創業。37年に石川島播磨重工業の全額出資関連会社として再出発しました。当初は船舶用過給機や圧縮機の生産が主な事業内容でしたが、その後自動車用ターボチャージャーやジェットエンジン用ブレードの生産、さらにはステッピングモーター、ロータリーエンコーダなど精機製品へと生産機種を拡大してきました。創業社長である土光敏夫氏の「日新、日日新」を座右の銘とし、先端技術の開発に果敢に挑戦しながら、「技術を通して社会に貢献する」の精神で大きな発展を遂げてきました。

〒104 東京都中央区八重洲2-9-7
石興ビル 
TEL 03-277-4348


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